日刊せみなりーBLOG
アンパンマン哲学…
更新日:2014/12/21
孫が泊まった日曜日の朝は、
アンパンマンで始まる。
今朝のアンパンマンは、
クリスマスがテーマ、
雪の白と赤い屋根、帽子、緑の木々などが、
愛らしく描かれたマンガに、
ついつい見入る。
朝の仕度でバタバタしながらの見入るだが、
どうも、みんなのサンタさんへの手紙をバイキンマンが盗み、
それと戦う話らしい。
『どうして、バイキンマンは盗んだの?』
『羨ましいんじゃないの?
バイキンマンは、心暖かいことが嫌いなの。
だから、歌も嫌いなのよ』
三女が教えてくれた。
なるほどお…
最後に、
アンパンマンを助けたロールパンナちゃんが、
一人帰って行き、
妹のメロンパンナちゃんが悲しみ、
サンタさんは、
ロールパンナちゃんとメロンパンナちゃんと一緒にプレゼントを配り、
これが二人へのプレゼントだった。
というので話は終わったのだが、
『ねえ、何でロールパンナちゃんは一人でいて、
妹のメロンパンナちゃんと一緒にいないの?』
話の筋が読めずに私は三女に聞いた。
『ロールパンナちゃんの心には、良い心と悪い心が入っていて、
いつ、
悪い心が出てみんなに迷惑がかかるかわからないから、
みんなから離れて一人で暮らしているんだよ。』
三女が教えてくれた。
まあ、なんと奥が深いマンガでしょう。
そう言えば、前に見た時は、
ロールパンナちゃんの心には、
赤い心と青い心が半分ずつあり、
お互いが戦っていたっけ。
結局、みんなの善意の心に悪意が負けて、
ロールパンナちゃんの心臓は赤くなった。
アンパンマンは幼児向けのマンガだけれど、
大人もついつい惹かれるのは、
話に哲学があるからなのね。
と納得し、そして、思った。
悪い心が出たら、人様に迷惑がかかるからと、
人里離れた所に一人住むロールパンナちゃんは、
一番素晴らしいのかも。
私なんて、私は正義よ!と腕を腰に当て、
両足を広げて天を見つめる傾向が強く、
自分の中の青い心に気がつかないかもしれない。
うーん………
孫とマンガを見て、
哲学をした日曜日の朝だった。