日刊せみなりーBLOG

優先席…

更新日:2014/12/24

運転免許を持たない私は、
今日もバスとチンチン電車でお出かけだ。

川沿からバスに乗り、
南21条で電車に乗り換える。

西線11条で下車してお役所へ。
用を足して、再びチンチン電車に乗り、

今度は街中に向かった。
行きでは空いていた電車も、

なぜか激混みであった。
ぎゅうぎゅうに押されて、前に進んだ。

吊り革にも上手く触れない。
やれやれと思って横を見たら、

何と優先席が一つ空いていた。
札幌のチンチン電車の優先席は二人がけだ。

えええ!!!
どなたか、おすわりになって!

と周りを見たが、
妙齢と思われる紳士も、

絶対私より年上と思われる婦人も、
誰も座る気配がない。

むむむ…座りたい…
が、どう見ても私より年上の方が立っておられるのに…

と、座る勇気がない。
電車は次の停留所に止まり、

『前にお詰めください』と車内アナウンスが流れ、
ぎゅうぎゅう詰めは、押し寿司状態…

だが、相変わらず優先席は空いていた。
どうしよう、どうしよう、

座りたいなあ、でも、あちらの方は………
と頭の中でくるくるしていたら、

次の停留所でざざっと降りて、
何と優先席の隣が空いた。

よし!いまだ!と座った。
降りた人も多かったけれど、

乗った人はもっと多くて、
車内は再び押し寿司状態…

それでも、優先席は空いていたけれど、
押されるように一人の女性が優先席に座った。

40代前半の方だった。
何だかホッとした。

稀に地下鉄のラッシュ時にも、
同じような光景が見られるが、

中々の悩み事だ。

そして、思った。
65歳以上が4人に一人の時代に入るが、

そしたら、何歳からが優先なんだろう。
89歳の母が、『私は堂々と座るの。どこから見ても老人に見えるでしょ』

と言った。
そうよねえ…まあ、とにかく働いているうちは対象外でしょうね。

優先席はマークでなくて、
年齢、状態を書いてくれたらいいのになあ…

え?立っていないと老けるよ!?
はい…そうであった…

乗ったらすぐに席を探すくせを無くすのが、
妙案のようだ。

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