なぜに、雨の後の吹雪、
冬の大嵐なのだろうか。

変なお正月だわ、
と思いつつ近くのコンビニと生協に向かった。

『だいぶ雪が積もってきたから、
何時、雪かきを開始するか考えてね！』

と、雪かき隊長ラガーマンM君に言って。
で、玄関に出たら、

あらまあ、
雪は5cmくらいしか積もっていないけれど、

風が強い。
下を向き、フードを手で押さえながら歩く。

コンビニはすぐ近くなのに、
わああ、風が強いよお。

やっとコンビニにつき用を足し、
今度は生協に向かったが、

久しぶりに、北海道らしい吹雪だと思った。
流石に生協も空いている。

今日は残業はやめてもらおう。
これはひどくなるわ。

そう思い、でも、否定された場合も考えて、
今日でも明日でも食べられるビーフシチューにお夜食はした。

買い物を抱え、
生協を出たが風はますます酷くなり、

前を向けない。
小学校が冬休みでなかったら集団下校だろう。

昔昔の大昔、
吹雪の日、みんなで一列になって帰ったことを思い出した。

昔の方が、
このくらいの吹雪は多かったような気がする。

下を向き顔を横にする。
うううううう…前が見えない。

中道なので、自動車が見えないのが危ない。
やっぱり、残業はしない方がいいなあ。

会社に戻るとみんなは一生懸命仕事をしていた。
『ねえ、外は凄い事になっているよ。

今日はノー残業デイにしたら？』
最初は笑っていたみんなだけれど、

ネットで見たら、
あら、大変なのね。

あーだのこーだの言いながら、
『帰れる人は帰りましょう！』

となった。
『雪かきは4時半から始めます！』

雪かき隊長のラガーマンM君から号令だ。

本当に雪国はハンディを背負って仕事をしている。
北海道に渡ってきた昔の人たちは、

それでも北海道を開拓し、
今を築いてくれたんだなあ。

と、
おセンチになったけれど、

雪はそれどころでなし。
『役割分担を決めるよ。急ぎのホンワカH君は仕事をしていて。』

雪かきの雪かき分担と、
男性は雪かき、女性は内業の性差別分担を決め、

いざ！出動だ。

吹き溜まりもいい感じに溜まってきた。
お正月休みは雪なしの札幌南区は、

やっと冬本番になったようだ。