日刊せみなりーBLOG

初めての…

更新日:2015/01/15

郵便局から戻ると、
ラガーマンM君とビベロYちゃんは出かけていた。

納品に行ったようだ。
それは、

ビベロYちゃんが初めて【担当者】になった業務だ。

うちの会社の業務で【担当者】になるには、
補償業務管理士と言う資格がいる。

国家資格ではないが、
この資格がないと国の仕事は出来ない。

だから、とっても重要な資格だが、
昨年の秋、ビベロYちゃんは見事合格した。

これが中々難しい資格で、
何度も受験している人がいるが、

ビベロYちゃんは一発合格だ。
最後の口頭試問の後、

『受かったら最年少だと言われなかった?』
と聞いたけれど、

『別に言われませんでした』
あ、そう。私なら、言うのに…

ビベロYちゃんは、
高専の卒業だから二十歳で入社した。

そこから最低限の経験年数で合格したから、
絶対最年少のはず!

と私は一人で興奮していたが、
当のビベロYちゃんは、気にしていなかった。

そして、
初めての担当者としては丁度良い規模の仕事を受注した。

ラガーマンM君が、びったしついた。
ビベロYちゃんは、 調査や積算、その他成果品に関することは、

ベテランの域だ。全く心配はない。
地権者と呼ばれる方々とも、うまく関係性を持てる。

が、お客様であるお役所の皆様とお話をするのは…。
だって、まだ、20代半ばだ。

最年少で資格をとったのだから、
若いのだ。

でも、何事も初回がある。
少しずつ、少しずつ頑張ろう。

仕事をしていると、
年齢が欲しい時もあるが、

神様は、平等に毎年誕生日を下さるから、
必ず歳を重ねられる。

ビベロYちゃんは、今頃、
お役所でラガーマンM君の横で緊張しているだろう。

いつか、いっぱい歳を重ねた時、
今日を思い出し、笑う日が来ると思うよ。

すっかり歳を見方につけた、
むつみさんの『経験者は語る…』だ。

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