午前中から雪がしっかり降り出した。
わああ、積もりそうだ。

残業夜食の買い出しを早めにしよう、
と昼前に生協に出かけたが、

すでに、足首以上にゆきがある。

みんなは、一生懸命にお仕事中。
雪かきは、夕方まとめてするのかしら。

と思っていたら、
午後二時半過ぎ、『もうやらないとダメだ』

お出かけから帰って来たカッコマンH君が言った。
『それじゃあ、雪かき隊の皆さんはお願いします！』

雪かき隊長ラガーマンM君が、
号令をかけた。

20代の常任アルバイター北大生のA君も入れて、
男性陣7名が、二台の除雪機を動かし、

ブォーンと除雪を開始した。
うちの会社は、住宅街の真ん中でマンションに挟まれており、

吹き溜まりも出来やすい。
おまけに、専用通路もあるので中々の面積だ。

車を全部移動して、
本格的な除雪となった。

どのくらい、時間がかかるのかしらと心配したが、
7人の男性の馬力は頼もしく、一時間弱で終了した。

思わず、
『綺麗！』と叫んだほどの雪かきとなった。

『やっぱり、一時間はかかるな』
それでも雪かき隊長は不満なようだ。

男性陣は休む事なく仕事に戻る。
何と、何と、頼もしい。

雪かきは、
あまりまとめてすると余計大変になるそうだ。

私は自慢じゃあないが、
雪国育ちとは思えないほど雪かきをした事がない。

だから、
耳学問だが、何回かに分けてするのが利口な方法、

と聞いた。

せめて、温かい残業夜食でも作ろう。
今日は、豚汁だ。

まだ雪はやまずに降り続けている。