日刊せみなりーBLOG

名刺は…

更新日:2015/02/16

先日、異業種交流会で初めてお会いした方に、
『可愛い名刺ですね。』と褒められた。

うちの会社の名刺は、
大昔は印刷会社に頼み、

一時、
一部を除いて社内でプリントをしていたが、

二年前、
『色々計算したら、頼んだ方がいいみたい』

で、
再び印刷会社に頼んでいる。

特別顧問中川絃穂デザインの、
パレットに七色のテンテンを絵の具のように配した名刺は、

確かに可愛いし、気に入っている。
でも、配るのは圧倒的にお客様であるお役所だから、

可愛いだけでは、塩梅が良くないので、
ちょこっと、カキカキさせた雰囲気で、

会社名、名前、資格、役職、電話番号が、
目立つようになっている。

裏には、
経営理念、業務内容がこれまた、

七色のポチポチに合わせて書かれているが、
字数が多すぎではないかと思っていたので、

褒められたのは、
本当に嬉しかった。

看護婦時代は名刺がなかったから、
当社に就職し、

名刺を交換したり、
お役所でお渡しする時はぎこちなかった。

少々気恥ずかしさもあった。

真ん中にどん!とある自分の名前も、
名刺を渡すことへの躊躇の原因の一つだった。

役職は、役割だから、仕方ない。
自分の責任力の表示だから。

でも、名前がね、
名前が恥ずかしかった。

幼い頃は、
どうして漢字の名前ではないのかしら?

と、名前を付けてくれた祖父を、
恨めしく思ったこともあった。

何でも、
『瑞穂に決めた!』と言って出生届を出しに行ったのに、

帰って来たら、
『むつみにした』と言ったそうだ。

無口な祖父で、
理由は聞いても言わなかったそうだ。

【むつみ】が気に入らず、
【瑞穂】が良かったとずっと思っていたから、

名刺を渡すのが、余計に嫌だった。
それが、コロリと変わったのが、

4・5年前だ。
知り合いが、『友人が開発した占いのシステムが当たるんです』

と、占ってくれたのだ。
生年月日と名前を合わせた占いだった。

過去が余りに当たり、
占いを信じない私もびっくりだった。

その占いでは、
【むつみ】という名前は、とても良いようだった。

それ以来、
名刺を渡す時、自信が出来た。

余りに単純すぎるが、
人間って単純なものなのかも知れない。

今日もまた、
新しい方に出会って名刺を渡す。

『補償セミナリーの中野むつみです。』

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