自分ときっと同程度、
と思っていた人が、ぎょっ！

私より出来るんだわ…
と知った時の、落胆はかなりのもんだ。

まあ、
できるということではないけれど、

私は、運動神経が人並外れて悪いが、
通っていた中高一貫教育のF女子高は、

同じタイプの友人が多かったので、
居心地は良かった。

特に、一番の心の友は、
運動神経はどっこいどっこいで、

安心し切って、
『スポーツなんてねえ…面白くないわよね』

と言ったら、
『あら、私、見るのは好きなのよ』

と、
心の友がスポーツのルールを知っていた時は、

言いようのない寂しさを覚えた。
その心の友は、今はスマホを使いこなしているようで、

『あら、これは何かしら？』と思うことは、
その場でどんどんネット活用で調べている。

今朝、それに気が付いた私は、
昔と同じ寂しさを覚えた。

先週の金曜日は、
『僕はパソコンが苦手だから…』

と言っていた穏やかO顧問が、
シャカシャカとパソコンを動かし、

情報誌のWEB版を活用している様に、
これまた、愕然とし、

結局、
何も出来ないのは私だけなのね。

と、
現実の前にため息をついた。

そろそろiPadを変えようと思うが、
苦手意識が邪魔をして、

中々行動に移せない。
行動力だけは、自信があったが、

こと、デジタルは、
私を消極的にする。

スポーツは、
出来なくても、しなくても、

自分だけのことだけど、
デジタル苦手はねえ…と、

パソコンの前でため息をつく毎日だ。