ホンワカH君が、
プレゼンを意識し始めた。

うちの会社の仕事は、
プレゼンをして仕事を頂くということはない。

入札時、
レポートを添付することは近年増えてきたが、

スピーチはない。
ただ、納品時説明はする。

ホンワカH君もラガーマンM君も、
カッコマンH君も、それはお手の物だ。

私も時々ついて行くが、
上手だと思っていた。

が、しかし、
本当にお客様がわかりやすい説明だったのか、

ホンワカH君は、振り返りをしている。
えらい！

私は小さな声で、
『プレゼンにも法則があるんだけれど…』

と言ったが、
聞こえなかったようだ。

私は、多分、話に慣れている。
でも、ある時、習おうと思った。

基本や法則を知っているのと、
自己流は違うと思ったので。

普段は使うことはないが、
ココ一番！と言う時には、

ノートをひっくり返しながら、
ストーリーつくりをする。

本番の時は、
アドリブも入るが基本はずれない。

だから、
『お教え致します』の心境でホンワカH君に言ったのだけれど、

ピンと来なかったようだ。
まずは、説明を【プレゼンする！】と言う意識ですることが重要か。

私は、
今日も知らない方とお話をする機会を得たが、

お相手が知らないことを、
わかるように説明する難しさを実感した。

もしかしたら、昔の看護婦時代も、
患者さんに伝わっていないことも、

いっぱいあったのかもしれないし、
反対に、患者さんの思いや訴えを、

間違って理解していたことも、
あったのかもしれないと思った。

でも、まずは伝えることを意識することが大事だから、
ホンワカH君の説明は今までより遥かに良いはずだ。

その時、私は同席するが、
今から言いすぎると緊張をするだろうから、

口を出さないことにした。
頑張ってね、ホンワカH君！