日刊せみなりーBLOG
室蘭泊は…
更新日:2015/02/27
昨夜から室蘭に来ている。
ホンワカH君とカッコマンH君と一緒だ。
いつもなら、日帰りの距離だが、
今朝9時から大事な会議があるため、
『万が一を考えて泊まりましょう!』
となった。
別海帰りのカッコマンH君を南千歳で拾い、
なんやかんや、如何に素晴らしい会社にするか車中の三人で激論…
室蘭に入った時は日がとっぷりと暮れていた。
『うわああ!綺麗な夜景だね!
工場の夜景がこんなに綺麗なんて知らなかった!』
白鳥大橋から見た日鉱新日鐵の工場地帯は青い光で輝いていた。
『この夜景を作るためにライトアップをしたのかな』
昔はなかったような気がした。
『むつみさん、そのためにこんな大掛かりのことはしないでしょ』
カッコマンH君が言った。
そうだよねえ、じゃあ昔からあったのかしら。
でも、明らかに色が違うからLEDにしたのかしら。
私の知らない室蘭を見た気がした。
夜は、室蘭焼き鳥を食べに【鳥辰】に行った。
元祖室蘭焼き鳥だ。
アーケードが取り外された暗い中央町の中で、
鳥辰の赤提灯だけが明るかった。
『いらっしゃい!』元気な声で迎えられて中に入ると、
平日なのに、こんなにいっぱいいるのね!
というほどお客さんで溢れていた。
運良く、奥の席が空いていた。
どれどれ…まずは、室蘭やきとりを…
二人と飲むのは久しぶりだ。
飲むほどに、酔うほどに、車の中の激論が激化したが、
楽しかった。気がつくと、
『ラストオーダーです』
わおお!周りのお客様は誰もいなくなっていた。
そして、
緊張の朝を向かえてお役所に行った。
一時間半の打ち合わせが終了し、
二人はそのまま新冠に向かったが、
私は、東室蘭からJRで帰社する。
降り立った東室蘭駅は、私が知る限り、
道内で一番のロケーションだと思っている。
一面ガラス張りの待合から見える景色は、
まっすぐ伸びる線路とその向こうに見える工場と山々、
『工場が景色になるんだ』
心が落ち着く不思議な景色、
この駅を設計された方は、
室蘭の素晴らしさを、
一番知っている方に違いないと思った。
緊張した頭が、優しくなっていく気がした。