この土日、
うちの会社は現場組と休日組に分かれた。

私は、休日組で、
夫ことモゴモゴN社長は現場組。

その夫からLINEに写真が送られてきた。
『お母さん、釧路の泉屋のカツスパだって』

三女が言った。
『あら、食べ過ぎだわね』と言いつつLINEを見たら、

63歳でこれを食べられるのは、
ある意味、素晴らしい！と思える写真だった。

『お母さん、
私たちも泉屋に行ったことがある？』

三女にとって釧路は、
大好きなおばあちゃんとおじいちゃんの地だ。

『小さい時はあるかも…』
私も昔を思い出す。

夫は、釧路近郊で生まれたが、

3歳から16歳まで士別で育ち、
高校2年生から再び釧路に戻った。

その高校時代の思い出が、
この【泉屋のスパゲティ】だったらしい。

『どんなスパゲティなの？』
娘が聞いた。

『そうだね、
今のスパゲティとは違うわね。

熱々の鉄板の上に太めの麺、
今のイタリアンスパゲティではなく、

日本風スパゲティかな。
濃い味のソースも、うーん、日本人好み。

でも、それが美味しいのよ。
ガツン！と食べる感じ。

だから、今のママでは食べられない。』
と娘に言いながら、

『食べ過ぎじゃない？』とLINEに書いた。

鉄板スパゲティの上に、
カツが乗っているスパゲティの写真の下に、

『昨日、お寺にお参りできた』
と書いてあった。

良かったね、
お父さんもお母さんも喜んだよ。

夫ことモゴモゴN社長の青春の味【泉屋のスパゲティ】は、
釧路の名物にもなっている。