日刊せみなりーBLOG
地下鉄で…
更新日:2015/03/20
今日は、
昼前から街の中のお役所巡り。
地下鉄を大通りで降り、
市役所に行って、西社会保険事務所、
あ、いや年金事務所?に向かった。
歩くのが面倒で、
一駅だけれど再び地下鉄に乗った。
さて、用事を済ませ、
次は、18丁目駅にあるお役所に向う。
今度も、一駅だ。
うーんと迷い、今度は歩いた。
そこでの用事も済ませて、
今度は自分の用事で菊水に向う。
また、地下鉄に乗った。
地下鉄は便利だが、
階段が少々疲れる。
菊水で地下鉄を降り、
エスカレーターの近くまで行った時、
向こうから来た外人さんが、
すっと手を出し、
私の前を歩いていた女性に、
(お先にどうぞ)の手振りをした。
その女性は一瞬ひるんだが、
お辞儀をして先にエスカレーターに乗った。
ほんの一瞬の出来事だけれど、
日本人の男性では、【まずない行動】なので、
私は、(これがレディーファーストか!)
と、感激して見た。
そして、
【私が乗り物で、男性に譲ってもらったのは人生で三回だけだ。】
と、思った。
一番近いところでは、
会社のスキー旅行前の買い出しの時、
みんなに食べさせたいと買いすぎた。
三越で買った切り落とし牛肉、デリカテッセン、
パンにサラダ。
両手に重い紙袋を下げ、
肩にはいつもの皮の鞄、ヨタヨタしながら地下鉄に乗った。
時間柄混んでいたが、
座っていた男性がさっと立って、
席を譲ってくれた。
『あ、ありがとうございます!』
頭を下げて、
ありがたく座らせて頂いたが、
その方は、
連れの女性と中国語を話していた。
外国の方だった。
あとの二回は、
妊娠中だから、かなりの大昔である。
職場である病院に通っていた帰りの地下鉄で、
外国人の太ったお母さんが、私を見て、
中学生位の息子に『席を代わりなさい!』という風に、
手で合図をした。
少年はさっと、席を立った。
もう一回は、これも妊娠中、
この時は、日本人の紳士だった。
多分、日本人だと思う。
大きなお腹を抱えた私を見て、
さっと、席を立ってくれた。
三回とも、嬉しかった。
だいぶ薄れてはいるが、
日本には、
お年寄りに席を譲る習慣はあるが、
妊娠中の女性に席を譲ったり、
ましてや、荷物を持っている女性に、
男性が席を譲る習慣はない。
エスカレーターで、お先にどうぞ!はもっとない。
でもね、
見ているだけで、感じがいいのですよ。
あーいいなあ、
あーいうの。
やっぱり、
女性は男性に大事にされるのが好きなのかしら。
柄にもなく、
男性に優しく大事にされたい願望を持った今日の地下鉄だった。