日刊せみなりーBLOG

卒園式シーズン…

更新日:2015/03/21

今日は、4番孫の卒園式だ。
長野県の保育園に通っている。

来週の火曜日は、
5番孫の卒園式が愛知県である。

1番孫の小学校の卒業式は先週終わった。
こちらも長野県、

近頃は、祖父母も参加するようだが、
遠方でもあり、

また、あんまり【式】に熱くならない夫婦のため、
参加は全く考えなかった。

特に夫は、世代のせいか、
娘たちの入学式、卒業式には、

一度も参加していない。
あ、いや、一度だけ夫婦で参加した卒業式があった。

三女の大学の卒業式だ。
これは、自分たち夫婦への、

【よく頑張って育てたぞ!】
というエールのつもりで参加した。

だから、『今日は、Yの卒園式何だって』
と言うと、『保育園に卒業式なんてあるのか?』

と言うびっくりした答えが帰ってきたが、
60代の日本の働くお父さんは、

みんな、そんなものだった。

だが、今は違う。
日頃は、本当に一生懸命働く社員たちも、

子どもの入学式、卒業式は必ず参加している。
いいことだ。

私はもちろん参加したが、
いつも気が急いて、

感慨にふけって泣く、
ということはなかった。

特に、
保育園は、送り迎えからの開放感の方が強かった。

ただ、三女の保育園の卒園式には、
その送り迎えを、精力的に手伝ってくれた私の父が来てくれた。

ちょうど、この会社の立ち上げと、
私の結婚が一緒だったから、

父は、慣れない会社の経営をしつつ、
これまた、

やったことのない保育園の送り迎えを、
してくれていたわけだ。

自分の子どものおしめを替えるどころか、
遊んだこともないような大正生まれなのに、

やんちゃな孫たち三人姉妹の送り迎えは、
それはそれは大変だったと思う。

三女の卒園式で、保育園の先生たちに、
『本当に三人ともお世話になりました。

ありがとうございました。』
と言って泣いていた父の姿を見て、

私は初めて泣けた。

私の共働き子育ては、
父や母の助けなしにはあり得なかった。

その父は、恩返しをする間もなく、
逝ってしまった。

父が作ったこの会社も、
4月から38期に入る。

夫も私も、バタバタが収まらず、
父のように孫の保育園の送り迎えを手伝うことは出来ず、

もっぱら、
三女の婿さんのご両親にお願いしている。

きっと、卒園式も入学式も、
婿さんのご両親がいってくださるだろう。

『ねえ、お父さん、それも、いいよね。』
写真の父に言ってみた。

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