日刊せみなりーBLOG
へええ、やってみようかな…もいい。
更新日:2015/03/23
うちの会社の監査役は、
経営コンサルタントの乗山先生だ。
12、3年前からお世話になっている。
会社に経営理念は、必需品!と教えてくださり、
今の経営理念が出来上がった。
経営コンサルタントという仕事は、
経営者の代わりに経営をするわけではないから、
直接的な方針を言ったりしない。
ただ、経営理念を作る時も、
どんな風に、
経営者の考え方をまとめるか、
そのやり方を伝授してくれた。
この12、3年間、
会社も色々なことがあったが、
ずっと一緒に見守ってくれている。
そして、
平成27年度の方針計画が最終的に発表された本日、
乗山先生は、こんなことを仰った。
『こうやって、
方針計画を作られることは素晴らしいです。
ただ、実際にこの計画を実施するためには、
社内での討議と、誰がいつまでにそれを行うか、
誰がそれを管理するのか、
決めることが必要で、
そのために、有効な手段があります。』
『あら、どんなことですか?』
それは、付箋を使った討議だった。
何々、面白そうね。
じゃあ、今日の経営会議でやって見ましょうよ。
経営者、幹部社員合わせて7名、
平均年齢53.5歳は、
『ちょっと小さいけれど、いいか』
という小さい付箋に、テーマに沿った意見を三つ以上書く。
時間は五分位の間に。
次にそれを各々発表し、付箋を白板に貼って行く。
次に、
その付箋を同じような内容をグループ別にし、
また、みんなで優先順位を投票で決めて行く。
という単純なものだが、
この討議方法の面白い所は、
役職、年齢性別に関係なく、
意見を述べることが出来、
尚且つ、人の批判はしないというルールがあるので、
すべて前向き、
おまけに、最終的に合意で決まり、
期限と責任者が決まるから、
実行しやすい事だ。
今回は、
課題に対する具体的行動計画の順番だったけれど、
最後に、
『責任者や管理者が、
これだけはいれてくれと言うものを、
一個追加できます。』
ということなので、
モゴモゴN社長が一個追加。
中々いい感じだ。
担当者と期限を決めて、
まずは、行動計画一個が出来た。
もちろん、『 ちょおとお、出来てるの?』
の管理者はむつみさん、
やる気満々だ。
次回は、
全体会議でもやって見ることにした。
黙っていても、
中々自発的会議は生まれて来ない。
おまけに、
むつみさんのようなよくしゃべる上司がいては。
この方法だと、
発言時間も平等だから、
声が大きな人の意見が通る、
ともならない。
もう一つ、良かったのは、
ファシリテーターが乗山先生だということだ。
経営に対して第三者なので、
平等感が広がる。
慣れると、
誰がやっても良いのだろうが、
ファシリテーターが、
その課題に対して意見がないのがいい。
何か、
大きく進歩した感じだ。
コンサルタントを入れる事に、
悩まれる企業さんも多いけれど、
小さい会社ほど、
第三者の存在も必要な時がある。
と思うのだ。
目指すは、社員みんなが主人公の会社、
来年もまた、色んな事に挑戦しようと思う。