日刊せみなりーBLOG
いいところだなあ、、、
更新日:2015/04/05
『綺麗な山ね、知床かな?』
『むつみさん、知床なわけが、ないじゃあないですか』
あ・そう…
場所は、別海から中標津に向かう道、
最初は真っ正面に見えていた山々は、
途中から、左手に見える。
まだ、雪がしっかり積もった山は、
少し鋭角で、キリッとしていた。
美しい…
中標津、別海は、十数年前に初めて来た。
その時は、景色に感動する余裕がなかったのか、
余り記憶にない。
でも、今年の中標津、別海は、
本当に美しいと思った。
多分、それはこの山々のせいだ。
大雪山とも十勝岳とも違う美しさ。
いいところだわ。
泊まったのは、
中標津ホテルマルエー温泉俵橋、
現場がある別海では、上手く宿が取れず、
中標津から通った。
私の部屋からも、
この山並みが見えた。
このホテルは、
温泉があり、一人一部屋で食事は美味しいバイキング、
で、お一人様7000円だから、
今日も、お仕事ですね!の方々が、
いっぱい宿泊していた。
【裏の畑で取れた無農薬野菜】や、
【道東の魚】【道東のお肉】などが、
何十種類も並ぶバイキングは、
元気なおばさんたちが作る優しい味だ。
今朝のお浸しはクレソンだったが、
体が綺麗になるようだった。
地元の人たちは、
6時から朝風呂にも来ていた。
牧場の一仕事が終わり、
入りに来るのだろうか。
昨日の夜は若いお母さんたちが、
子どもをわんさか連れて来ていた。
子供たちは、伸びやかで、
お母さんたちも、明るかった。
お風呂は、普通の露天風呂と、
普通の内風呂、
特に、
これと言った遊びがあるわけではないが、
子どもたちには面白いらしく、
少し残っている雪の上を裸足で歩いたり、
裸で雪玉を作ったり、
『お湯に入りなさい!』
と、お母さんたちに怒られてもなんのその、
楽しそうだった。
別海、中標津は酪農地域だ。
見渡す限り、
なだらかな牧草地が広がり、
空は高いのだが、
これまた広く広がっていて、
高さすら感じない。
そして、
遠くにあのキリッとした山々が見える。
子どもたちの伸びやかさも、
若いお母さんたちの明るさも、
何だかわかる気がした。
さてさて、
そろそろ札幌に帰る時間だ。
心安らぐ景色とさよならするのは残念だけど、
ちょこっと、札幌も恋しくなった。
藻岩山と都会が共存する街、札幌は、
私のふるさとだ。