日刊せみなりーBLOG

選挙カーが走り出すと思い出すわ!

更新日:2015/04/07

今日は朝から、市役所で入札だ。
男性営業マンの中にはいると、

60歳でも今ひとつ、緊張する。
どうも、なれないな…

と、窓の外を見ていたら、
時計台 の鐘が鳴った。

いいよね、この音。
そして、遠くでは選挙カーの音がする。

札幌は、市議会議員の選挙も始まったから、
狭い所に何台も選挙カーが走り、

中々の賑わいだ。

選挙カーというと思い出すのは函館。
選挙になると思い出してこのブログに登場するのが、

この話だ。

あれは、まだ、紙入札が主流で、
全道を営業に回っていた時代、

入札というのは厳しいもので、
遅刻をすると会場にいれて頂けず、

【辞退】となり、
おまけに、当日遅刻のための辞退だから、

だらしない会社の烙印が押され、
指名が来なくなる恐れがある。

よって、入札出張は緊張し、
眠れなかったり、早朝覚醒をしたり、

と疲れるのだが。
その日、私は函館駅前のホテルに泊まり、

『さて、寝ましょう、明日のために』
と、一杯飲んで横になったが、

なぜか、すぐに目が覚めてしまい、
眠れなかった。

嫌だわ、寝たいのに…
時計は、朝の4時をさしていた。

そこまでは、記憶にあった。
…そして…

『みなさま!おはようございます!』
選挙の朝の挨拶で目が覚めた…

やばい!目覚まし時計も、携帯の目覚ましも、
モーニングコールまでかけていたのに、

全部が壊れた?!

そんなことはないだろう…
私は慌てて飛び起き、

化粧もそこそこにタクシーに飛び乗った。
ギリギリセーフで間に合ったが。

今でも、あの時選挙がなかったら…
と思うと冷や汗が出る。

人間って、
すべての目覚ましが聞こえないような熟睡を、

することがあるのね。
その当時、入札に遅れそうな夢をよく見たが、

ほとんどが、電子入札になり、
時間に送れる恐怖はなくなった。

ただ、ただですねえ、
間違って、テンキーを押す恐怖があるのですよ。

『むつみさん、974じゃあないですよ。
947ですから。』

あーあ、やだやだ。

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