日刊せみなりーBLOG

あったかいぞ!

更新日:2015/05/02

昨日は、余市の現場だった。
この時期に、雪が全くない現場も珍しいが、

作業服だけで、
防寒着もウインドブレーカーもいらないというのは、

初めての経験だった。
恐ろしいほど、暖かい。

朝、8時、
車は、会社を出発し、

小林峠を抜けて西野に入る。

『わ!桜が綺麗!』
『ここ、こんなに桜があったんだね。』

初めて気がついた気分だった。
余市までの道すがら、

どこもかしこも、花だらけだ。

現場は、余市の小樽よりだった。
『お昼は、街に出よう。美味そうなラーメン屋があるから。』

ラーメン好きのラガーマンM君の提案で、
車は、市街地に向かった。

抜けるのは、
余市の果樹農家さんの畑の中だ。

『うわあああ!綺麗!
さくらんぼの花も満開だわ!』

感嘆詞ばかりで申し訳ないが、
真っ白なさくらんぼの花が咲き誇る街道は、

心がウキウキする。
そして、あちらこちらの桜が、

私って、こんなに綺麗だったのよ!
見て!見て!

と言わんばかりに咲いていた。
そう、例年より、

わんさかわんさか咲いていた。

おまけに、
梅もツツジもレンギョウも、

キタコブシも、ヒメコブシも、
モクレンもシモクレンも、

バイカウツギまで咲いていた。
白、ピンク、黄色に紫、

淡い色から、濃い色まで、
綺麗でしょ!綺麗でしょ!

と言っていた。

車の中で、
あんまり、綺麗!を連発するから、

みんなも相槌を打ってくれたけれど、
若者たちの反応は、

私ほどではなかったが。
もしかしたら、

花が自分になくなってきたから、
花を美しく思う気持ちが高まるのかしら、

なんて、
少々ひねても見たが、

やっぱり、今年の花は美しい。

『この時期に、
こんなに暖かい現場は普通はないのよ。

まだ、防寒着は忘れられないものの一つなの。』
新人T君に言いながら、

ポカポカ陽気で、こころもポカポカだった。

帰りの車の中、
『今から、あんなにさくらんぼの花が咲くのは珍しいわ。

豊作になるのかしら。
私、さくらんぼが大好きなの。』

話は、花から実に変わった。
どうか、この暖かさが、

北海道の美味につながりますように!
7月のさくらんぼの時期が待ち遠しい。

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