日刊せみなりーBLOG
ニセコワイスは…
更新日:2015/05/04
『やっぱり、泊まろう!』
いつものごとく、
みんなお休み、ゴールデンウイーク、
急に思い立って決めた中野夫婦のニセコ泊まり、
空いていたのは、
一つのホテルの最後の三室だった。
『ワイスか…まあ、いいか、行こうか』
そんなのりでやってきたニセコのワイス。
正直言って、
ニセコの中ではあまり人気のないところと思っていた。
それでも、昨日は心がはやり、
『もう行こう…』と、早めに家をでたら、
『着いちゃうよ』
午後二時には、倶知安にいた。
『今からホテルに入っても仕方がないから、
ニセコぐるりドライブを。』と、
倶知安からアンヌプリへ車を回す。
『うわああああ!なんて、洒落ているの!!』
10年ぶりで訪れたアンヌプリは、
区画整理?造成?なんと言うのだろうか、
昔あったペンション群は、
素敵にデザインされた別荘群に生まれ変わり、
外人さんたちが、
庭やデッキで楽しそうに語らいでいた。
ひやあ!
ヒラフとは、また 違うお洒落感だった。
私は、
車の中で一人感嘆符の連続だ。
『ヒラフから、比羅夫駅に行ってみよう』
比羅夫駅は昔家族で泊まったところだった。
その当時、駅舎が宿泊施設になっており、
隣に、
白雪姫と7人の小人たちみたいなロッジがあった。
20数年ぶりくらいで訪れた比羅夫駅は、
白雪姫のロッジはあったが、
ここも、隠れ別荘地らしく、
丸太のロッジが建っていた。
『なんか、変わったね。』
私の思い出のイメージとは、
少し違った比羅夫駅だった。
倶知安、アンヌプリ、ヒラフ、東山を横目に見て、
再び、倶知安へ、
ニセコぐるりドライブは、
思ったより早く終わった。
『じゃあ、ワイスに行くか』
ワイスは、アンヌプリの裏側になるようだ。
途中、
『あら!花園スキー場ってこんな所にあったの!』
と言う新発見ののち、
車はワイスに着いた。
泊まったワイスホテルは、
羊蹄山をのぞむ草原地帯にある。
ここが、多分、
ニセコらしからぬ雰囲気になり、
人気が今ひとつなのだろう。
外人さんは皆無だった。
『屋上にパノラマ展望台があるらしいよ。
行ってみよう。』
展望台から見る羊蹄山は、
静かだった。
美味しい夕食と、
『あったまるお風呂だね』を頂き、
夫は、ゆっくりテレビ鑑賞、
私は、ベットの中というまったりな夜だった。
朝、寝ている夫をそのままに、
朝日を拝みに展望台に上った。
残念ながら、雲がかかり、
その隙間からの太陽だったが、
羊蹄山を眺めながらの朝日は、
贅沢だった。
朝風呂に入り、
露天風呂から羊蹄山を見た。
静かで、
清々しいニセコの空気だった。
夫も起こして、朝日を見れば良かったな。
ちょっと、後悔した。
ニセコワイスは、
五色温泉に泊まるほど秘湯好きではないが、
静かなニセコを、
満喫したい人向きのホテルだ。
次回は、夫と朝日を見よう。