日刊せみなりーBLOG

ハマナスさん…

更新日:2015/05/15

先日、Facebookで、
『美しいバラは手折られない為に棘がある』

という、
美しい表現の投稿を読んだが、

私がとっさに思い出したのは、
薔薇の原種と言われる【ハマナス】だった。

『むつみさん、やばい、
ハマナス軍団だ!』

そうなのだ。
庭木の調査で、何が困るって、

ハマナスが群生している調査が一番困る。

移植などをする時は、
株分けをして移植するから、

それを想定して、
株ごとに、

ナンバーテープと言う3㎝位のビニールテープを、
巻きつけ、

ホッチキスでハジをパチンと止める。
『何処に巻くんですか?』

そりゃあ、
先っちょに近いとこしか無理でしょ!

でも、そこも棘だらけだ。
薔薇は、種類にもよるが、

棘がない部分が必ずあり、
棘を避けて テープを巻く事が出来るが、

ハマナスは、
びっしり棘!それも固い棘がびっしりだ。

『いたたたたた!』
と叫びつつ、テープを巻くと、

テープから棘が飛び出す。

群生しているから、
その中に入らなければならない事もあり、

『むつみさん、これ、どうしたらいいですか?』
と聞かれるが、

こればかりは、
あーしてみようか、こうしてみようか、

と、
その都度、知恵を絞るしかない。

で、思ったのだ。
薔薇の花は、神秘的に美しいから、

美しい薔薇には棘がある。と、
女性に例えられたりするけれど、

ハマナスの花は、
素朴な花で、薔薇のような華やかさはない。

でも、
固い棘が密集している。

これには、
どんな理由があるのかしら。

と、考え込んだ。

ハマナスさん、
けしてあなたを、けなしているのではありません。

でもね、薔薇の原種なのに…
と思ってしまうのだ。

時は春、
そろそろ現場も本格的になり、

『むつみさん!ハマナスだ!』
と、叫ばれる時期に突入だ。

記事一覧