日刊せみなりーBLOG

時代はパン?!

更新日:2015/05/17

いつから日本人は、
こんなにパン好きになったのだろうか。

いつだったか、
同世代の男女でこんな会話をした。

『これって、戦後の政策らしいわよ。
私の小学生の時、Nパンの宣伝は、

《ご飯を食べて学校に行くと眠くなります。》
と言って、居眠りをしている少年が映し出され、

《パンを食べて学校に行くと眠くなりません。》
と言って、同じ少年が元気に手をあげるものだったの。』

この宣伝を覚えていたのは、
私だけだったけれど、

給食のパンに始まり、
戦後生まれの私たちに、

パンは急速に浸透した。

私が中学生くらいの時だろうか、
パンの【ドンク】が、札幌にも出来た。

我が家は、両親共新し物好きで、
美味しいものは大好きだったから、

ドンクのフランスパンは、
格好のお土産だった。

一本まんま食べたい!
私の要求を母は叶えてくれたが、

最後の一片を食べたところで、
前歯の差し歯が取れた。

フランスパンの丸かじりは、
顎と歯がものを言うものだった。

時は流れ気がつくと、
美味しいパン屋さん情報が溢れ、

こぞって買いに行くし、
現場で全道を回っても、

必ず美味しいパン屋さんがあらわれる。

人間の食習慣って、
作られるものなのね…

と思いつつ、
昨夜は、

札幌駅東コンコースに出来たカフェパン屋さんで、
オリーブ入りパンと名前は忘れたけれど、

洒落たパンを2個買って帰った。

あまりに美味しそうで、
オリーブ入りパンにオリーブオイルをつけて、

ワインのつまみにしたが、
美味しい!と叫ぶほどだった。

塩おにぎりに日本酒も最高の旨さだが、
美味しいパンにオリーブオイルをつけて、

ワインを飲むのも、
最高だ。

日本のお米を愛し、
北海道の農家さんを応援する事を心に決めているが、

パンも、輸入小麦のパンも捨てがたい。

と、

少し後ろめたい気分を持ちつつ、
味わった。

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