昨日の月曜日、
遊びに来ていた三女が、

駐車場で、
コツンとぶつけた。

もうすぐ三歳になる5番孫が、
勢いよく車のドアを開けてしまい、

お隣の車のドアに、
傷を付けてしまったのだ。

三女は、父親、まあうちのモゴモゴN社長だが、

に助けを求め、
車の持ち主に謝りに行った。

その帰り、
三女が言った。

『お父さんに助けてもらって、
こんな事を言うのは悪いんだけれど、

電話でお父さんに話した時、
お父さんがモゴモゴすぎて何を言っているのか、

80%は、
分からなかった』

80%も分からなくても、
一緒に謝りに行けたのだから、

いいと思うが、
社員たちは、

いつもモゴモゴN社長の言葉を聞くのに、
難儀をしている。

しかし、
そのかすれたようなモゴモゴ声は、

意外に人に反感を与えないらしく、
【良い人】に見える効果もあげている。

声って、本当に不思議だ。
私は、櫻井よし子さんの人気は、

あの声によるところが、
大きいと思っている。

静かで、
トーンはやや低めだけれど、

滑舌は良く、でも、
話すスピードはあまり早くなく、

冷静な話し方でありながら、
優しさがある。

聞いている人の心に、
すーと入ってくる。

うーん、真似たいものだと、
プレゼンなどの時には意識するが、

普段は、
ついつい、【傲慢さ】が声にあらわれる。

因みに、
我が社の牽引役40代の三銃士、

ラガーマンM君、カッコマンH君、ホンワカH君は、
テノール、バリトン、バスの声で、

個性豊かに、
社内外に声を響かせている。

まあね、
モゴモゴ声は聞き取りにくいけれど、

角がないし、
むつみさんの声は、聞き取りやすいけれど、

角が立ちやすい…

一長一短かしらと思いつつ、
櫻井よし子さんの声に憧れる私だ。