日刊せみなりーBLOG

修学旅行は…

更新日:2015/05/24

五月晴れの日曜日、
少々、仕事があって街に出た。

日曜日の午前中に、
街中を歩く事は滅多にないが、

若者たちの多さにちょっとびっくりだ。

平日、仕事で行く街中は、
やや平均年齢が高い女性が多いが、

日曜日の街中は、
若い女性が、ワイワイしていた。

ちょっぴり年齢を感じつつ、
エキホを歩いていると、

中学生らしい女の子たちが、
制服にリュック姿で、

嬉しそうに数人かたまって歩いていた。
修学旅行生だろうか。

エキホの、
ガラス張り天井に向かって両手を広げ、

なにやら叫び、
そして一緒のお友達と笑い合っている。

いいなあ、若いぞ!

札幌が修学旅行先になるのは、
どこの地域なのだろうか、

私の中学校の修学旅行は、
道東だった。

小学校の修学旅行は登別、
中学校は摩周湖阿寒と、

決まっていたような気がする。
小学校では、第一滝本館が定番で、

当たり前に混浴、
幼かったから、男女裸でバチャバチャしていた。

中学校の修学旅行は、
阿寒の温泉宿が楽しかった。

高校は、京都奈良7泊8日、
寝台列車と飛行機旅行、

生まれて初めて、
マックのシェイクを飲んで、

その美味しさに感激した。
当時、マックは札幌には上陸をしていなかった。

今、三十代前半の三人の娘たちの、
中学校の修学旅行は東北だった。

交通手段の発達と、
低価格化で、旅行先はどんどん変わっていくようだ。

エキホで見かけた女子中学生の集団は、
大通りが近付くにつれ、

少しずつ別れていった。
それぞれに、見たいところが違うのかしら。

修学旅行は、
きっと、ずっと、ずっと、後になって、

宝物になっていくように思う。

札幌の駅地下歩行空間から見上げたガラスの天井、
数十年後、思い出したらたのしいよ。

そんな風に、
声をかけたくなるような女の子たちだった。

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