日刊せみなりーBLOG

北の都、旭川は…

更新日:2015/05/26

昨日から旭川に来ている。
駅前のAEONが出来上がり、

旭川駅から直結した。
洒落たお店が改札からも見られたが、

まずは、お外へ。

旭川に着いたのは、
夕方5時半過ぎだったので、

風は冷たかったけれど、
空は薄い青空で綺麗だった。

旭川らしい空気だ。

私が旭川によく来るようになったのは、
20年前、今の仕事についてからだ。

紙入札の時は、
月に1・2回来る事もあった。

現場では、
旭川市内より周辺の町村が多かった。

東神楽、当麻、ピップ、
市内では、永山に通った。

遠くに大雪山系をのぞみ、
川が多く、空が広い街、

来るたびに、
心が広くなるような気がするが、

それは、
旭川にいる時ダケだったが。

AEONが出来て、
買い物公園は賑わっているのかしらと、

思ったけれど、
そうは行かないようで、

中々街づくりは難しい。
などと思いつつ、

夜は、
一度行ってみたかった【ふらりーと】を覗いた。

ここは、古いお店がずらりと並び、
縄のれんが大好きな私としては、

心が躍る場所だったが、
さすがに一人でふらりとする自信がなく、

いつも横目で通っていたが、
昨夜は旭川のお仲間が案内役、

大手を振って歩いてみた。
残念ながら、【ぎんねこ】さんはお休みで、

古いカウンターで焼き鳥!は、
お預け。

そのうち、夫と二人で来たいなあ…
なんて密かに思った。

私は昔から、
一杯飲み屋系が好きだ。

洒落た居酒屋よりも落ち着くのだ。
初めて、縄のれんをくぐったのは、

高校の卒業祝いだったような気がする。
法律より二年早かったけれど、

時効かな。

焼き鳥やおでんをカウンターで頂き、
コップ酒を注いでもらう。

なんとも気分の良い時だった。

その後、学生時代はお金がなく、
働き出したら時間がなく、

第一、『縄のれんのお店に行こうよ』
と言って、

一緒に行ってくれる人は、
あまりいなかった。

結婚も早くて、共働き、
いつか、必ず縄のれんと赤ちょうちんの店に行きたい!

が、
夢になったけれど、

気がつくと、
街は洒落たカフェ、レストラン、居酒屋が増え、

昔ながらのお店は無くなっていた。

それが、旭川にはあった。
それも、まがい物の古さではなく、

正真正銘の古い縄のれん小路だ。
ただし、名前だけは【ふらりーと】と、

洒落ている。

小路を歩いていると、
心が飲んべえになり、

安らぐのは年のせいだろうか。

旭川のお仲間と楽しい時間を過ごし、
お店から小路に出ると、

店々の赤ちょうちんは、
まだ火が灯っていた。

三次会に流れるという仲間と別れ、
小路を歩いていたら、

夫は、
縄のれんが苦手だったことを思い出した。

やっぱりここは、
仲間と酔っ払って語らう所かも知れない。

北の都、旭川、
洒落たイメージの街だったけれど、

意外に、
赤ちょうちんが似合う街だった。

旭川にお出での際は、
ぜひ一度、

【ふらりーと】を覗いてみてはいかがだろうか。

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