日刊せみなりーBLOG

新体験!でした…

更新日:2015/06/03

昨日、
海外に一度も行った事のない私が、

札幌の中の海外に、
足を踏み入れるという、

ビックチャンスを頂いた。

その【市内の海外】は、
アメリカ領事館だ。

《北海道中小企業家同友会女性経営者部会》
の皆様と、どうきゅう中西社長と伺った。

このご縁を頂いた時は、
『キャッホー!』と歓喜したが、

近づくにつれ、
『あー憂鬱だ…』と、私の奥に眠っていた人見知り根性が、

顔を出してきた。
そんな、大それた事を何で、嬉しい!、行きます!

といっちゃたのかしら。
昨日の朝は、多分、

むつみさんらしからぬ暗さだったと思う。

でも、同席する仲間たちはみな、
元気いっぱい夢いっぱいだったので、

とにかく、
人生初【海外in札幌】に伺った。

そこは、
円山公園の原生林を背負うように建つ、

上品な主席領事の公宅だった。
思ったより小さなその建物の中は、

【海外】を思わせる調度品、
これが、本場の《リビングとダイニング》なのね!

と、私の心は、
ワクワクとドキドキが同居し、

期待と恐れが混じり合った不思議な感情になった。

暫くすると、
ゴーグ主席領事がにこやかにいらっしゃった。

なんと、チャーミング!
お年はわからないが、

そこには、
自然体の一人の女性がいらした。

世界中を飛び回り、
それぞれの現地で、

外交をされておられる方なのに、
気負いの微塵も感じられず、

《一人の働く女性》として、
私たちの前に立っていた。

その後、ランチをしながらの自己紹介、
アメリカ、日本の働く女性の課題など、

私たちは、
中小企業の経営者として、

ゴーグさんは、
主席領事として、意見交換が行われた。

不思議でしょ、

札幌の中小企業の女性経営者と、
アメリカの主席領事が、

それぞれの立場で意見を述べて、
話が進む事が出来るのだ。

これは、ゴーグ主席領事の知性と、
心の広さ、頭の柔らかさがあって、

初めて可能になったのだと思った。

けして決めつけない、
けして驕らない、

真摯な姿勢が、
私たちと普通に語ることができる場を、

作ったのだと。

思えば、外交こそ、
心の壁を持っていては出来ないものだ。

世界中が平和であるために、

気負わず、
驕らず、
決めつけず、

真摯に人と向かい合うことこそ、
重要なのだ。

帰り道、
私の心の緊張は溶けて、

ふわわんと羽が生えていた。

札幌の海外は、
素敵な出会いの場所だった。

記事一覧