本日は、月曜日。
少々、仕事がたまりすぎで、

机の上は山盛りになっていた。
むむむ、今日は片付けよう！

と、机の前に立った。

看護婦だった所為か、
急ぐ時は、立ったほうが仕事が早い。

もちろん、
パソコンに向かいっぱなしの時は、

座ったほうがいいけれど、
立ったり座ったり、

パソコンを打ったり、
ハンコを押したり、

そんな時は、
立っている方が数段速く仕事が進む。

今の看護師さんは、
パソコンにカルテを打ち込むが、

昔はみんな、
紙のカルテに書いていた。

ほぼ、残業時間で、
カルテの記入や医師の指示受けをしたが、

帰宅を急ぐ母の身だったから、
立ちながら書いた。

カルテを入れてある棚から出したり、
閉まったりする時の、

立ったり座ったりする時間も惜しかった。
物凄い集中力で仕事をしていた。

もともと看護婦さんは、
立っている事が多いから、

苦にはならなかった。

そのくせが、20年たって現れる。
面白いものだ。

走るように仕事をしたが、
残念ながら目標に達せず午前中は終了し、

午後からは、
往復6キロの銀行巡りを徒歩でした。

いざ！と元気に歩き出したが、

さすがに、
帰りの1キロはノロノロになった。

これは、
午前中の張り切りが効いてきたようだ。

だいたいが、
看護婦をしていたのは、

30代半ば過ぎまでだ。
体力が違う。

バカな事をしたわ…

足を引きずり、
ふうふう言いながら、会社に戻ったが、

そんな事はおくびにも出さず、
にっこりやせ我慢をした。

立って仕事をするのは、
スピードが速いけれど、

あれは、30代までだわ、
と、悟った次第…。