社会人になって、38年。
色んなことがあった。

楽しいこと、苦しいこと、
それぞれに豊富な体験をしたと思っているが、

その中での教訓は、
『嫌なこと、やりたくないことを先送りにしない。』

どうせ、しなきゃあダメなのだから、
うじうじ考えず、さっさと行動！

『その方が、
速く解放されて気分が良くなるわよ。』

と、社員たちにも、
言っているが、

それでも、時々、
うじうじする事もある。

いえ、私が…。

先に、これをやってから電話をしよう…
とか、

昼時は避けようかな…
とか、

理由をつけて先延ばしにしたくなる。
そんな時は、

いや、いかん！と自らを励まし、
いざ！と、階下の会議室に降りていく。

だいたいが、
先延ばしにしたくなるのは、

電話が多い。
顔が見えない中で、知らない方と、

難しい話をしなければならない時、
おまけに、

『あの人は気難しい』なんて、
要らない情報が入っている時などは、

湯鬱でたまらないから、
人気のいない部屋で、

気を充満させて臨むのである。

が、
大抵の場合、

拍子抜けするほど、
うまくいく。

あーこれだったら、
もっと速く電話をしてしまえば良かった。

うじうじの時間がもったいなかった。
と、ニコニコして思うのだ。

まあ、社会人38年でも、
こんな時があるのだから、

若い人はなおさらよね、
と思いつつ、

『だからね、嫌な事は先送りにしないのよ』
と、言えるのかもしれないが。

そうだ、謝りに行くのも、
悩んでいるより、

すぐ行動！
が、一番いい。

言いにくい事を言わなければならない時も、
さっさとが、一番だ。

こう考えて行ったら、
仕事の中で、一番先送りしたくなるのは、

人間関係絡みなのかも知れない。

そうよ、財務の仕事なんて、
嫌な事には、入らないわ！

さあ、やりなさい！
むつみさん！

と、
自らを励ましている次第…。