先日、8番目の孫が生まれた。
当たり前に、嬉しかったが、

誕生日を忘れないようにと、
手帳に書いた。

だって、わからなくなるのだもの。
と言うと、

孫の誕生日を忘れるなんて！
と思う方も、おられましょうが、

なんてたって、
年と共に覚えていなければならない【日】が、

増えたのだ。
子供の頃は、両親、姉、祖父母と、

親しい親戚の誕生日を覚えていた。
結婚し、夫、義父母の誕生日が足された。

子供が出来た。
5年間で、３つ誕生日が増えた。

その後、しばらく、
【忘れてはいけない日】は増えずにいたが、

祖母が亡くなり、
10年前、義母が亡くなり、

その後、
立て続けに父、義父が亡くなり、

そして、
その時期と重なって、

孫が生まれ出した。
頭の中は、命日と誕生日でいっぱいになった。

私は、
親戚縁者がたくさんいる中で育ったので、

叔父、叔母にも可愛がってもらったから、
その命日も覚えていたかった。

が、しかし、
気持ちとは裏腹に、

あれ？！とわからなくなることが多い。

今は、
そこに社員たちの誕生日も加わるので、

ありゃああああ！
である。

で、
覚えていられないことに罪悪感を感じるより、

覚えていられないなら、
書き止めよう！と、

手帳に書くことにした。

昔、
初孫の誕生日はすらすら出てくるのに、

我が家の娘たちの誕生日を、
覚えていなかった義父に、

とてもがっかりした事があったけれど、
あれは、仕方がないことだったのだ。

と、今なら、わかる。

で、私の手帳は、
誕生日と命日で、

溢れているが、

そうそう、
結婚記念日も付け加えておこう。

私たちの結婚記念日と、
カッコマンH君の誕生日は一緒だから、

この日は、
予定を書き入れる隙間はない。

あああ、もう一冊、
記念日手帳を買おうかな…。と、思う。