日刊せみなりーBLOG
入社3ヶ月…
更新日:2015/06/25
『相手がね、名前を言わなくても聞いてよ。
こちらから、電話をした方がいい時があるから。』
近頃、
積極的に電話を取っている新人T君に、
ラガーマンM君が言った。
うんうん、その通り!
と言いつつ、
聞き直しは難しいと私も思う。
お客様からのお電話の時、
会社名、役所名のみ言い、
ご自分のお名前を仰らない方に、
『あのお、お名前は?』
と言うのは、これがまたまた、聞きにくい。
むつみさんは、
社会人歴48年だが、
実は未だに、
気が小さくてこれが聞けない。
いや、言っていない方に聞くのは、
まだ出来る。
問題は、
言われたのに聞き取れなかった時である。
『申し訳ありません、
もう一度、会社名をお聞かせください。
お名前をお教えください。』
が、言えないのだ。
『あの声は、⚪️⚪️さんだと思う。』
なんて、伝え方にもなり、
これは、
ダメだと自分でも思っているが。
『発音が悪い男性が一番困る!』
と、ついつい人の所為にしている。
『でもさあ、新人T君、
頑張って聞こうね!』
と、若い社員には、
励ましをかけながら、
『あのね、警察の交換手は、
絶対、電話の相手の名前は二度聞きしないのよ。』
と言った。
『え?むつみさん、
そんなに警察に電話をすることがあるんですか』
横入りは、
ラガーマンM君だった。
『あのさあ、
うちの仕事の地権者さんに警察は結構多いじゃない。
だから、所轄に電話をすると、
補償セミナリーの中野です、を聞き直されたことは、
一度もないのよ。』
これは、本当だ。
道路の拡幅工事などで、
交番に移動して頂くことは、
結構あり、その都度、
お電話をするわけだが、
うちの社名の【補償セミナリー】は、
覚えにくい社名らしく、
必ず、『申し訳ありません。
もう一度、会社名とお名前をお願いします』
と言われるが、
警察の交換手は、一発だ。
『だって、緊急で電話が来るところだもん。
訓練だわね。』
なんでも、
気構えと訓練でできるようになるらしい。
その後、
新人T君はさらに積極的に、
電話をとるようになった。
逃げずに向かうのは、
新人T君の凄いところだ。
新人T君が入社してから、
もうすぐ3ヶ月、
みんなからは、
【Tちゃん】 と呼ばれているけれど、
そろそろ、
ブログ名をつけたいところだが、
この【全てに前向き】さも、
表現したいなあ、と悩んでいる。