今日は、午後から釧路に入る。
ラガーマンM君と二人でだ。

急に決まったので、
昨日の夕方ホテルを探したが、

これまた、びっくりするほどない。
『じゃらんで予約は、前日はないかも知れませんよ』

と言われて、
ホテルに直接電話をしたが、

お手頃なビジネスホテルは満杯、
『シングルは空いておりませんが、

ツインなら一部屋おとり出来ますが？』
と言われたが、

ラガーマンM君と一部屋は無理。
『俺は、いいですよ。むつみさんが信じてくれたら。』

と、ラガーマンM君は、
私をおちょくる。

『バカをお言いでないよ。
そんな事ができるわけないじゃない。』

諦めず、
聞いたことがないホテルも電話をしたら、

『喫煙室でなら、ふた部屋お取り出来ます。』
と、やっと見つけた。

近頃の北海道は、
どこも満室だ。観光客が増えて嬉しい限りであるが、

出張組は、結構大変である。
おまけに、経済の法則通り、

金額が上がった。
今回のホテルも、『え？！5000円近くもするの？！』

と、
ラガーマンM君はびっくりしていた。

このホテル、
シーズンでなければ2000円代で、

泊まれるらしい。
『仕方がないよ、一番の観光シーズンだもんね』

まあ、シャワーを浴びられて、
ベットがあれば贅沢は言えない。

『明日、3時には出たいね』
私が言うと、ラガーマンM君は小さく頷いた。

あれもして、
これもしてから出かけたいらしい。

でもね、運転は一人だし、
あんまり遅くなると、釧路駅付近はお店がなくなる。

ホテルがある駅前と、
釧路の繁華街は離れている。

私も、ラガーマンM君も、
ものぐさなところがあり、

お店を探して歩くのは、
性に合わなかった。

『大丈夫っす。店、ありますよ。』
そうですか、では、任せましょう。

『旅費だけは、
忘れないで持っていかないと。』

聞きなれないホテルの名前を
私は、メモに取った。

さあ、目覚めた今朝は、
曇り、予報は30℃で午後から雨だ。

やっぱり、早くに出かけよう！
雨男のラガーマンM君と、

雨女のむつみさんのドライブ旅、
幣舞橋の夕日は見られないようだが、

せめて、
お店が空いているうちに着きたいよお！