『早くホテルを取らないと、
えらいことになっちゃうよ！』

今年は、
例年になく我が社は仕事の入りが遅めで、

これから、
現場本番に突入する。

幸せな事に、
大きな現場だから、『みんなで行きましょ！』

と、私も猫の手になって、
出動である。

で、
あちらこちらの現場の宿泊手配をしてみたら、

これが、『満室でございます！』
特に、主要都市では、やばやばだ。

『旭川は、特に取れないそうよ。
だから、早く人数を決めて！』

と、
担当のカッコマンH君を急かし、

昨日の夜からホテル探しを始めたが、
『わ！じゃらんで見ても、ないわ。

あっても、一万前後だよ！』
あのホテルが？！という値段である。

『東川に宿泊施設があるとFBのお友達が書いてあったわ。』
と、初めての宿にお電話したが、

『あいにく、その週は、写真コンテストがありまして』
なんと！

一番観光客が多い時に、
イベントですか！

どうりで、取れないはずだわ。
と思いつつ、粘って探していたら、

『カプセルホテルなら空いていそうだけど…』
今まで出張でカプセルホテルには泊まったことがない。

『俺は、いいですよ』
ラガーマンM君が言った。

『おれも、いいよ』
カッコマンH君も賛成だ。

この2人が、いいと言ったら他は仕方なしか…
だって、宿がないんだもん。

で、そのホテルの説明を読んでいたら、
『あら！カプセルホテルは、男性のみだって！』

おひょひょ、
『私たちだけ、良いホテルに泊まろうか！』

私が言うと、
ビベロYちゃんは満面の笑みで、

『いいですねえ！
飲み終わったら、さようなら！とバイバイしましょ！』

と相槌を打った。
途端、男性陣は浮かぬ顔だ。

うちの会社の宿泊費は、
朝、夕食込みで、決まった金額だ。

安いところに泊まれば、
飲み代が出るし、

高いところに泊まれば、
飲み代は、自前だ。

もっとも、
独身の皆さんは男女共懐はそれなりなので、

無理して、
カプセルホテルに泊まる必要はない。

が、
先輩で上司のラガーマンM君たちに、

『自分も、カプセルには泊まらず、
高いホテルに行きます。』

とは、言えない。
もちろん、ビベロYちゃんも遠慮をしていたけれど、

『男性しか泊まれない』のであれば、
仕方がないもんねえ！

である。
『じゃあ、カプセル、とる？』

と、空き部屋数を見たら、
『だめだわ、2個しか空いていない！』

あーどうしよう、
『通うのは避けようね』

川沿から、旭川に毎日通うのは、
時間と体力の無駄である。

『後は、写真コンテストが終わってから、
次の週に変更するか、

少し遠くても、
別の町を探すかだね。』

うーん、
どなたか、東神楽付近の穴場をご存知ないか？

と聞きたい気分だ。
時は、8月4ー6の三日間で。