日刊せみなりーBLOG

お中元♪

更新日:2015/07/19

お中元の時期なった。
会社にも届く。

宅配便のお兄さんが、
『お願いします〜〜』と一階の玄関で言うと、

『どなたからかしら?』
なんて密かに思う今日この頃だ。

どちらが先にお中元を贈ったのかは、
すでに忘れ、

毎年贈ったり贈られたりだから、
固定費だ。

其れも、私の中では、
交際費ではなく福利厚生費だと思っている。

だって、頂いたものは、
『みんなで食べるよお』だから。

沖縄の皆さんは、
ほぼいつも沖縄特産品、

今年は、
ブルーシールのアイス、マンゴー、

そして、
パイナップルが届いた。

なんとも、嬉しい限りだ。
切って頂くものは、『そろそろ食べごろじゃない?』

と、みんなで頂く。
その他、お菓子や飲み物は、

冷蔵庫に入れて、
仕事をしてお腹がすいてくると、

こちらは好きに頂く。
私も、小腹が空いたと冷蔵庫を開けたら、

ゼリーの他に、
わらび餅が入っていた。

プラスチックの容器に入ったわらび餅を、
お皿に開け、きな粉と黒蜜をかける。

ひんやり感がたまらない。

私は、わらび餅が大好きだ。
初めて食べたのは、

いつだったか忘れたが、
今までに食べた中で最高に美味しいわらび餅は、

覚えている。
それは、我が社の特別顧問中川絃穂に、

奈良に連れて行ってもらった時だ。
中川顧問は私の叔母だが、

学生時代に、
随分と旅行に連れて行って貰った。

奈良は、飛鳥も含めて贅沢に回ったが、
その時、

奈良の東大寺の参道にあった、
小さなお茶屋さんに入った。

間口一軒の小さなお茶屋で、
お婆さんが一人でやっていた。

3月だったと思うのだが、
出てきたわらび餅は、

冷蔵庫に入っていないのに、
ひんやりしていた。

わらび餅は冷蔵庫には入れないと、
初めて知った。

きな粉がこんもりかかったわらび餅は、
柔らかいのにしっかりしていて、

本当に美味しかった。
きっと、

100%わらび粉の、
わらび餅だったんだろうと、思う。

あれから、40年もたつのに、
わらび餅を頂くたびに、

思い出す味だ。

と、思い出しているうちに、
お皿に乗ったわらび餅は、

すぐに私のお腹に消えた。
さてさて、おやつも食べたことだし、

もう一踏ん張りしましょうか。
お中元の季節は、

会社中にお菓子が絶えなくって、
幸せな季節だ。

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