日刊せみなりーBLOG

時期外れですが…

更新日:2015/07/21

夫ことモゴモゴN社長と私は、
マメではない。

でも、
私より夫の方が少しは増しだ。

だから、
年賀状の管理は夫の役目、

で、なんで今頃、
年賀状の話かというと、

『おい、急いで郵便局に行こう!
交換は7月21日までだ!』

と、昨日、
南郵便局に当たり年賀状の【切手交換】に、

夕方6時に行ってきたからだ。
本日から、

夫は道東、
私は天塩町に出張だから、

昨日が最後のチャンスだった。
たった三枚の切手シートだから、

私1人だったら、
ま、いいか…だが、

夫は、
決してお金に細かい方ではないのに、

【当たり】にかける情熱は凄い。

私は、『よく気が付いたわね』と言いつつ、
その三枚の送り主を見た。

一人は、
夫が若かりし頃通っていた床屋さんから。

一人は、
私のいとこで、INDI株式会社東出社長のお母さんから。

そして、もう一人は、
昔、当社で働いていたSさんだった。

Sさんの年賀状には、
『私も昨年で仕事を辞めました。』

と書いてあった。

『Sさんって、何歳位になるかしら?』
私は夫に聞いた。

夫も、『幾つくらいだろうな。』
と、わからないようだったが、

『きっと、90歳近いよね』
と、私が言うと夫も頷いた。

年賀状を頂いた時、
私は目を通し忘れたようだ。

Sさんは、1級建築士だ。
それも、構造計算が強かったように思う。

うちの会社にいた時に既に、
70歳は越えていたから、

長い現役だが、
しっかりした字を見ながら、

辞めなくてもいいのに、
と、分厚いメガネをかけたSさんを思った。

自分が還暦を迎え、
思ったより60歳は若いと感じるせいもあり、

近頃は、
60歳定年に私は反対だ。

人間、働けるうちは働こうよ!
と、社員たちにも言っている。

うちの会社のロートル軍団、
親分肌のO顧問、シャイなO専務、穏やかO常務も、

それぞれの人生で培った【働く哲学】の元、
若い人たちに、

『働くって事はな…』と、
行動で示してくれている。

私は、最終日前日の、
【当たり年賀状】の切手シート交換をしながら、

私もSさんの歳まで働けるように、
頑張りたいなあ…と思った。

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