日刊せみなりーBLOG
花咲蟹は…
更新日:2015/07/29
本日から、根室の現場だ。
『むつみさんも行く!』だったが、
予定が代わり、
むつみさんは在社組となった。
根室に向かったのは、
ラガーマンM君を筆頭に、
気遣いU君と地味に明るい根あかのT君だ。
むつみさんは、ほっとしたような、
残念なような気分だ。
何が残念って…
今の時期は、
花咲蟹は取れるのだろうか?
イエイエ、
仕事に行くのだから、
花咲蟹がどうのなんて、
言わないが…
でも、以前根室に行った時は、
『時期外れ』と言われ、
残念だったので、
今回はちょこっと期待はしていた。
昔、夏休みに釧路に帰ると、
義母が、『むっちゃんが好きだから、
蟹を買っておいたよ。』
と、花咲蟹をざるいっぱいに、
用意をしてくれていた。
真っ赤な花咲蟹は、
『こんな堅い殻ですが、食べられますか?』
と、言わんばかりの姿で、
どんと鎮座していた。
どれどれと、手に取るが、
花咲蟹のトゲトゲは、
かなり痛くて、中々ハサミを入れることが出来ない。
『むっちゃん、貸してごらん』
と、義父が殻を切ってくれたが、
中をほじるだけでも、
食べ終わる頃には、
手は穴だらけだった。
花咲蟹は、身の味が濃く、
日本酒も合うけれど、
ビールにも合った。
『花咲蟹は、蟹の中では安いほうだよ。』
義母は、言っていたが、
行商のおじさんの蟹だから、
手が出る値段だったのだと思う。
札幌で買ったら、
やっぱり高級品だ。
釧路の義父母が旅立って、
その花咲蟹を食べる機会も減ってしまった。
なので、
今回の根室行きは、
密かに、
期待の花咲蟹だったが…
ラガーマンM君たちは、
食べているのだろうか。
花咲港であがる花咲蟹、
根室は、
北海道が誇る漁業の街である。