昨日の朝、ホンワカH君が言った。
『モゴモゴN社長から、電話がありました。

札幌は、めちゃくちゃ暑い！
そっちは大丈夫か？！って。

だから、こっちは雨ですよ。
って言ったんですけど。』

そうなのだ、
札幌が、今季初の34度越えが報じられていた昨日、

私たち現場組は、
天塩町にいた。

そして、昨日の朝は、
しっとりの雨だった。

でも、お陰様で、
仕事を始める頃には雨も止み、

曇りだけど、
長袖作業服が気にならない気温だった。

今回の現場は、
国道40号線沿いだ。

冬のホワイトアウトを防止するために、
防風林を作る計画があり、

そのためのお仕事だから、
見渡す限り、

牛さんの放牧地帯、
風よ！吹け！

の風通しの良いところで、
夏は過ごしやすい。

因みに、
防風雪には、色んな工事がされるが、

一番効果があるのは、
やっぱり、防風林だそうだ。

自然の猛威には、
自然で向かうのが一番なのか。

そして、札幌の皆さんが、
暑さに唸り、

ビヤガーデンを楽しみにしていた頃、
私たちは、薄霧の中、

昨日の仕事を終えた。
牧場では、

その薄霧の中で、
牛たちが気持ちよさそうに、

牧草を食べ、横になっていた。
乳牛種は、暑さに弱いというから、

この気温がちょうど良いのか、
そして、この薄霧が、

牛さんたちの、
火照った体を冷やすのかしら。

北海道中を動く現場旅だから、
草原と牛！の風景は見慣れているが、

南宗谷の風景はまた少し、
違って見えた。

きっと、
牛乳の味も少し違うのかもしれない。

さてと、
現場旅は都合により、

1日伸びた。
この景色も、延長だ。

夏なのに、
少し、冷やっとする空気を、

もう少し、楽しもうかな。