日刊せみなりーBLOG

還暦にして、人生初稚内!

更新日:2015/08/07

今週は、
天塩町の現場週間だった。

本当は、木曜日でさようなら!
の予定だったが、

訳あって、
延長!が水曜日に決定。

『まずは、お宿を探さなくちゃあ』
何せ、今回もやっと見つけたお宿に泊まっていた。

『あーそうですか。わかりました。』
と、案の定、天塩はもちろんの事、

中川、幌延、遠別、初山別、音威子府まで行っても、
取れない。

私の宿探しを聞いていたホンワカH君が、
言った。

『むつみさん、音威子府までさがるんだったら、
稚内の方が、まだ空いているんじゃないですか』

確かに…
と思い、……やっと、見つけた。

ツインが3つ、

『シングルで探すのは無理だわ。
手頃な旅館も空いていないわ。』

で、昨日、
夕方6時近くに天塩を出発し、

稚内に向かった。
『ねえ、みんなは稚内に行ったことはあるの?』

日本の最北端の街である。
今回の現場は、若者が多いから、

初体験でしょ?と、
勇んで聞いたが、帰ってきた答えは、

『行った事、ありますよ』だった。

そうなの?!
だって、私は初めてよ!

そう、私は人生60年にして、
初めての【日本の最北端の地、稚内】だった。

昔、子供の頃、
父が、白地図を持って、

北海道ドライブ旅行に連れて行ってくれたが、
稚内はなかった。

この仕事に入って20年とちょっと、
北海道中を現場旅をしたが、

これまた、
私が行く事はなかった。

おまけに、
どんどん若者たちで事が済むよになり、

当たり前だが、
むつみさんの出番は減った。

だから、
(稚内は行くことはないな)と思っていたのに、

きゃっほー!
1人、心の中で歓声をあげた。

そして、
幌延町から無料高速に乗り、

初めて見た稚内は、
想像とは違う景色だった。

山がなく、
緑の丘が連なり、

そこに白い風力発電の風車が、
幾つも並んで立っていた。

ゆっくりと、
羽を回し続ける風車は、

緑の丘に立つ優しい勇者のようだった。

泊まるだけなので、
観光はない。

港まで行ったら、
私のイメージ通りの、

最北端の港町なのかもしれないが、
泊まった南稚内付近も、

港町の感じはしなかった。

夜は、
ホテルの向かいにあった白木屋で、

楽しく飲んで食べた。
稚内のご馳走は、また、この次にしよう。

『明日の朝は、7時半出発ですよ!』
今回のリーダー、ホンワカH君の掛け声に、

『はーい』と言ってみんなは部屋に帰ったが、

1週間の現場旅、
長かったけれど、

稚内も来られたし…
そして、

稚内を好きになったし…
よかったなあ…

と思って、
昨夜はベットに入った。

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