日刊せみなりーBLOG

今時、珍しい!けれど…

更新日:2015/08/26

このブログには、
自分で決めた掟がある。

それは、
出張などで様々な所に行くが、

そこでのマイナス情報は、
絶対載せない、という事だ。

が、しかし、
今回は、

社員たちのぼやきが面白かったので、
ごめんなさいね、で書かせてもらおう。

それは、現場でのホテルの話だ。

『ねえ、あの窓なしホテル、どうだったの?』
と私が聞くと、

そこに宿泊したそれぞれが言った。

『ぼくは、窓なしは気にならなかったです。
クーラーは入っていたし。』は、気遣いU君。

『俺は、何より、食堂のおばさんが、、、、
俺、朝ごはんの時、

一杯目は納豆で食べて、
二杯目は、

生卵で食べようと楽しみにしていたのに、

おかわりに行ったら、
あんた!お代わりなんてないよ!この値段で!

と怒られた。
あんなに、卵かけ御飯を楽しみにしてたのに…』

は、ラガーマンM君だ。
これを聞いた窓なしホテルに泊まった社員たちは、

このおばさん談義で盛り上がっていた。
それぞれに、

食事時、
色々言われていたらしい。

私は、それらを聞きながら、
みんなには悪いが、

なんだか楽しくなってきた。

二杯目の卵かけご飯を、
楽しみにするラガーマンM君も、

これぞ、働く元気マン!だし、
お代わりなんてないよ!と言うおばさんも、

今時は、
いないおばさんだろう。

まるで、
寅さんの世界だと思った。

寝ている寅さんを、
箒で吐き出す駅前旅館のおばさんみたいだ。

話を聞いていた私は、
心の中で、苦笑した。

お代わりを、
断られたラガーマンM君の顔が、

見えるようだった。
そして、

このホテルのこのおばさんの事は、
絶対忘れないだろうなとも、

思った。

いいにつけ、悪いにつけ、
人との関わりの記憶は長く残る。

まあ、いいんじゃない…
と心の中で言った。

皆さんも、
もしどこかの地方都市で、

『お代わりなんてないよ!』
と、食堂のおばさんに言われたら、

あ!これが、あのホテルか!
と、思って欲しい。

頑張っている地方都市、
ホテルの食堂係のおばさんに、

その焦りと苛立ちを、
見た気がした話だった。

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