言葉の与える影響は強い。
私は、以前、

【ハッピートークトレーニング】と言う講座に、
通ったことがある。

超簡単に言うと、

自分の発する言葉に、
自分の脳が一番影響を受ける。

だから、
プラス言葉を使う事で、

自分の脳を前向きに明るく変える、
という事か。

なんでも実践、即実践！の私だから、
今でもかなり言葉を意識しているが、

近頃、一つ、
気になって仕方がない言葉がある。

それは、
政府が進めたい【空家対策】だ。

この空き家対策は、思うように進まず、
補助金を出す自治体も多いけれど、

補助金が終了するとともに、
そちらも終了…が多いと聞いた。

私は、そうだろうなあ…
と思う。

だって、
この【空家】【対策】という響きには、

強いマイナスイメージが伴うから。
なんだか、聞くだけで、

人がいなくなった朽ちかけた家が、
想像できる。

ただでさえ、
人口減だの、

なんだのかんだのと、
言われている中で、

この言葉は、
気持ちを前進させない。と思う。

またなんと感覚的な発言か！
と、男性は思われるかもしれないが、

人間の行動のほとんどは、
この感覚的なもので決まっていくそうだ。

新築もいいけれど、

『大好きなおばあちゃんが暮らした家で、
新しい夫婦の時間を作りませんか？』

とか、
『ジャズが似合う人生のある家』

とか、
なんか、こうね、心がふんわりするような、

言葉で、
時間とか思い出とか、

お金では買えないものが、
あるイメージを、

聞く人に、
持っていただくことが必要なのではないかなあ、

と、
新聞を見ながら思った次第。