日刊せみなりーBLOG

旭川という街…

更新日:2015/09/06

全道くまなく歩く商売だが、
知っているつもりで、

全く知らないのが、
【旭川】だと、

昨日、知った。
旭川及びその近辺で仕事をする事は、

多かった。
泊まるのも、『そこだったら、旭川に泊まって、通おう』

と、
旭川のビジネスホテルに宿を取り、

さぶろく街で居酒屋へ。
だったが、

昨日は、女性経営者の勉強会で、
旭川観光をしたのだ。

まずは、旭川の老舗旅館【扇松園】で、
女将さんのお話をお聞きした。

77年の歴史を持つ料亭旅館を、
《継ぐ》お話は、

地元旅館を維持発展させていく、
《覚悟と決意と智恵》そして、

旭川、道北、北海道を愛するマインドに、
満ちていた。

そのシャキシャキした語り口と笑顔は、
美味しいお料理にも負けていなかった。

もうすぐ出来上がるという、
《そばビール》を頂きに、『必ず、泊まりに来ます!』

と女将さんに誓った後は、
【き花の杜】へ向かった。

大同酒造さんの持ち物だったと言う趣ある建物を、
壺屋さんが、素敵な空間に作り変えていた。

マルシェも、カフェも、
パティシエコーナーも、

めちゃハイセンス!
と、おばさんはびっくりだった。

あいにくの雨で、
お庭でお茶!は出来なかったけれど、

札幌でもあまり見かけない空間作りは、
正直、驚きだった。

もう少し、ゆっくりしたいと、
後ろ髪を引かれたが、

勉強会なので、仕方なし。
急ぎ足で、

【旭川家具工業協同組合】へと、
バスに乗り込む。

『ちょっとお土産に買って帰ろうかしら』
と言う値段ではないので、

世界に通用する旭川家具は、
目の保養のみだった。

旭川は、動物園では有名だが、

それ以外、
なんの街?と思っていたが、

地元料亭旅館【扇松園】も、
地元菓子店壺屋【き花の杜】も、

そして、
世界に通用する【旭川家具】も、

商品、空間、サービスともに、
高いデザイン性を持っていた。

私は、帰りのバスの中、
新しく知った【旭川】を思い出しながら、

旭川の冬のキーンと言う寒さが、

このセンスを、
作り上げているような気がした。

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