9月の初め、
私は、ホンワカH君と、

網走興部下川町ぐるり旅に出た。

運転手は、ホンワカH君のみ、
私はおしゃべり役で、

それはそれは、
可哀想なことをした。

だって、まさか、
オホーツク沿岸が、

あんなに長いとは知らなかったのだ。
初めてのオホーツクではない。

が、
ぐるりは初めてだった。

素敵なドライブだったが、
ちょこっと、辛かった。

そして、
それから1ヶ月後、

明日から、
今度は、ホンワカH君とモゴモゴN社長が、

オホーツク二人旅をする。
ただし、

網走斜里ぐるり旅だ。
『いやああ、どっちが長いですかね。』

いやはや、どっちかしら。

『明日は、網走に行って、
それから、斜里に入ります。』

帰りは、どっちから帰るの？

『斜里から北見に抜けて、
旭川経由ですかね』

アヒャあ、ご苦労様！だ。

このブログを読んでおられる方が、
北海道に詳しければ、

このどっちから？の意味もわかるだろうが、
念のために解説をすると、

札幌と斜里の間には、
大きな大きなお山がある為、

旭川経由の北回りと、
帯広経由の南回りがある。

もっとも、
どっちも遠いが。

『気を付けて行ってきてね！』
と言いながら、

ふと、
1ヶ月前に泊まった下川町の五味温泉を思い出した。

一泊した朝、
気持ちよく一人で散歩をしていたら、

一人の仲居さんが声をかけてくれた。
『朝露に足が濡れますよ。』

感じの良い声かけに、
ほっこりしたが、

朝食を一人で取っていたら、
同じ仲居さんが、

『あら！ご主人はご一緒に食べないの？』
ええ？？！！ご主人？！

『あ、いえ、違います！
会社の社員です！』

仲居さんは、
明らかに勘違いをした顔で、

私を見た。
その顔は、あら、いやね、、と言っていた。

全く！もう！
どうしたら、私とホンワカH君が夫婦に見えるのよ！

ましてや、いい仲な訳がないだろうに！
と、憤慨したが、

あれ、もしかしたら憤慨するのは、
15歳も年下のホンワカH君のほうか、

と思い直した。

この話、夫にはしたが、
ホンワカH君には、言っていない。