日刊せみなりーBLOG
厄介者が宝物?!
更新日:2015/10/10
本日は、土曜日、
三連休の始まりだ。
忙しい時期、
休日、祝日に休むことに罪悪感を覚えてきた当社だが、
『頑張って、休もう!』
と、みんなで色々考えて、
三連休は、三連休になった。
ほっ!とする。
で、私は朝から洗濯をした。
空は晴れ、少し強めだが気持ちの良い風が吹いてた。
こんな日は、
洗濯物がよく乾くわ、
と思いながら、
ベランダに洗濯物を干していたら、
なぜか、急に、
寿都町の話を思い出した。
先日の講演会で聞いた話だ。
寿都町は、
町内に吹く、
強い風を使って作った風力発電が、
今、
町の重要な財源になっていると言うのだ。
北海道の日本海側には、
風力発電のグルグルがいっぱい立っているけれど、
その中でも、
効果はバツグンという事か。
そう言えば、
初めて寿都に行った時の思い出は、
風で回る魚の干し機だった。
海に出る角を曲がると、
商店の前にクルクル回る干し機があり、
其処には、開きのさかながいっぱいぶら下がり、
勢いよく回っていた。
これなら、早く乾くわ、
と思った。
現場だったから、
その美味しそうな魚を食べることはなかったが、
その光景はしっかりと覚えている。
あの時は、
その強い風に少しヘキヘキしたけれど、
その風が、
今は、寿都の宝物に変わったようだ。
不思議な気がした。
海を荒らし、寒さを呼ぶ風、
魚を干すには良いのかもしれないけれど、
日々の暮らしの中では、
辛さを呼ぶと思っていた物が、
宝になるなんて。
案外、
宝は、厄介者の中にあるのかもしれない。
古臭いと思っていた昭和の建物が、
素敵なカフェになったり、
捨てるしかないと思っていた木屑が、
バイオの力でエネルギーになったり、
ある日、誰かが思いつき、
試行錯誤、転んだり、沼地にはまったりしながら、
厄介者を宝に変えるんだ。
洗濯物を干しながら元気が出てきた、
青い空の三連休1日目だった。