日刊せみなりーBLOG

知らない世界?ふふ

更新日:2015/10/11

うちの会社は、
体育会系文系の会社だが、

私は大の運動音痴。
だから、結婚相手には、

運動神経が良い人を選んだ。
そう、夫ことモゴモゴN社長は、

だいたいのスポーツは、
そこそここなす機敏派だった。

私の目論見はあたり、
3人の娘たちは、みな、運動神経は良い方で、

中学校は、
『部活は、バスケ!』で過ごした。

高校は、それぞれ、
お気に入りの部活を見つけたが、

三女は、
『お母さん、ハンドボールにしたわ』

と言った。
運動音痴の私は、

ハンドボールの意味がわからず、
『手でボールを打つの?

それなら、安心ね!』
と、喜んだ。

娘は、ハンドボールに燃え、
川沿から月寒まで、

足に3キロの重りをつけ、
毎日、自転車で通う力の入れようだった。

娘は、どんどん逞しくなったが、
インターハイに、

キャプテンで出場が決まった娘の応援に熊本に行き、
初めて、逞しくなる必要があるスポーツだとわかり、

青くなった。
こんな危ないスポーツなら、

させなければ良かった、
と、後悔したが後の祭りだ。

娘は、今、中学校の教師だが、
ハンドボール部に燃えるのは一緒で、

育児休業中なのに、
大会の応援に余念がない。

本日も、
月寒体育館に子連れで行くというので、

子守がてら、付いてきた。
試合を見つめる娘に、

『ねえ、ハンドボールの何が面白いの?』
聞いたが、

『何が、って言われても…』
と、娘は、笑っていた。

運動音痴の私には、
すべてのスポーツは一緒に見えるけれど、

どうも、そうではないらしい。

うーん、
体を動かせば、

それで良いと言うわけでも、
なさそうだ。

生後3ヶ月の子どもを抱きながら、
教え子の応援をする娘に、

私の知らない世界を教えられたようで、
『結婚相手の選択は、間違っていなかったわ』

と、これまた、
風が吹けば桶屋が儲かる的な、

感動を持った豊平区体育館である。

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