とても久しぶりに、
定山渓温泉に泊まった。

お宿は、
【鹿の湯 花もみじ】

研修会だったので、
お風呂も新幹線並みの速さだったが、

朝風呂も入れたし、
夕食は、立派な御膳だったので、

満足満足だった。
昔、父が元気な時は、

よく、定山渓に泊まりに行った。
父は、北海道職員だったので、

私が子供の頃は、保養施設に泊まった。
確か、渓林荘と言ったように思う。

離れがあり、
丸石を敷き詰めた渡り廊下を渡って、

行くようになっていたが、
うちはなぜかいつもその離れを使っていた。

今ほど、贅沢な時代ではないから、
たまの『上げ膳据え膳』を、

母は喜んでいた。
私に長女が生まれた後も時々行っていたから、

退職者でも、使えたのだろう。
でも、暫くすると、

『渓林荘は壊すそうよ』と聞いた。
時代は、どんどん贅沢になって行き、

職場の保養所を使う人が減ったようだ。
そのうち、

近場の定山渓には、行かなくなった。

今は、数年に一回、
娘家族大集合の時に、

ビューホテルに泊まるくらいだ。

久しぶりに行った定山渓は、
観光客で溢れていたが、

外国の方は少なくて、
日本人の方が多かった。

エレベーターでご一緒した若い女性たちは、
【観楓会レジメ】を持っていた。

そうかあ、観楓会か。
職場の観楓会なら、近場の定山渓も悪くない。

うちの会社は、
毎年、今の時期が忙しいから、

観楓会をした事がないけれど、
一度、やってみてもいいかも、

と、朝風呂で思った次第。