日刊せみなりーBLOG

現在の若者事情?!

更新日:2015/10/20

昨日、
面白い社員研修の話をお聞きした。

その研修は、
『社内に研修インストラクターを養成します。

そのインストラクターは、
新人が適しています。』と言うものだ。

びっくりするくらいきちんと書かれた教科書があり、
それを覚えていく。

と言っても、
指導の仕方の丸暗記なので、

訓練するうちに応用力もつく。
ただし、

自分流が身についた私なんかが、
それを読むと、

とても難しいと思う。
のに、

新人さんだとスラスラ入るというから、
不思議なマニュアルだった。

その先生は、三厨先生。
ご興味のある方は、検索をして頂くとして、

三厨先生がお話しされた、
『現在の若者』が興味深かった。

『今の学生さんは、
自宅の電話の取り方を知らない方がいっぱいいます。

昔は、子どもでも電話を取って、
⚪️⚪️です。と名乗り、お母さんはいません。

と答えたり、少し大きくなると、
どちら様ですか、とか言えましたが、

今は、電話をとっても名前は言わない。
自分の電話は携帯に来るから、

家電は、取らない。
はたまた、

家に固定電話がないというお宅も多いのです。
ですから、会社に入っても、

電話の対応が出来ないのです。
近頃は、メールよりLINEが普及し、

退職届をメールどころか、
LINEで送る社員も出て来ました。』

なんじゃあ!だ。
ところで、メールとLINEって、

何がどう違うのかしら?
と聞いたら、友人が、

『メールは手紙に近いから、
挨拶とかが入るけれど、

LINEはおしゃべりに近いから、
短い言葉で、終わり。』と教えてくれた。

なるほどねえ、

昔の【電話を取るのが怖い】と、
現在の【電話の取り方を知らない】は、

大きく意味が違うらしい。

まあ、うちの若者たちは、
どちらかというと昭和の匂いがする若者なので、

電話対応はちゃんとできるから、
助かるが。

先生のお話をお聞きしながら、
人は、社会環境の中で育っている事を実感し、

その環境を作ったのも、人なのだと思った。
そして、その作った人は、

若者ではないのだ。
なんだか、

目からウロコの話だった。

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