昨日は、
久しぶりに本社勤務をする全員が揃った。

そして、
『緊急助っ人を頼みました！』

朝、顔を出したのは、
学生さん3人。

二階の事務室は、満杯だった。

で、
この学生さんは、

なんの作業をするかと言うと、
【図面折】だ。

あ、その前に、
図面を印刷する！があった。

うちの会社には、
図面折り機があるが、

それは、A3用。
今回は、A2図面が80✖️3らしい。

それを、
大きなプリンターで、

ウイーンウイーンカシャと印刷し、
A4版に手で折っていく。

学生さんたちは、北大生、
『こう言うバイトはしたことがない』

と言いつつ、
黙々と折っていく。

この手の仕事には、
近くのパートのお母さんたちを、

お使いの会社が多いけれど、
うちの会社は、

縁あって、
北大生さんをお願いしてきた。

途切れずに学生が集まるのは、

時給も悪くないと思うけれど、
多分、

明るく親切な社員たちを、
好いてくれているからだと思っている。

北大生との出会いは、
今から30年くらい前からだ。

工学部、農学部から始まって、
今では、文学部、医学部と広がった。

日本人だけでなく、
ブルガリア、モンゴル、中国、台湾、韓国と、

国籍も様々だ。
学生は、卒業すると当たり前に来なくなるので、

『決まったパートさんの方が、
仕事を覚えてもらえるし、

いいんじゃないですか』
との声も聞かれるが、

急ぎで集めろ！
の時、馴染みになった学生は、

授業をすっぽかしても来てくれるし、
『後輩を連れてきました！』

と、縁を広げてくれるので、
手放しがたいのだ。

夕方、
新卒採用面接が終わって二階の事務室に行くと、

部屋は、
夏のように暑かった。

『ストーブは消しているんですよ。
でも、暑くて窓をあけました。』

あら？！と、思ったが、
そうか…と納得した。

若いエネルギーは素晴らしい。
ストーブよりも暑いのだ。

来年、
若い新卒者も仲間に加わりそうだし、

やっぱ、しばらくは、
助っ人さんは学生さんにしようかと、

少々、エネルギー不足のむつみさんは思った。