朝、
珍しく会社に一番乗りをし、

あら？水を落としてないわ！
と思ったが、

まだ、
10月だった事に気が付いた。

今年は、
例年より寒いような気がする。

11月に入ったら、
そろそろ、【水を落とさないと】と、

思うが、
これは会社だけで、

我が家には、水抜き栓はない。
時代は、ずいぶん楽になったものだ。

結婚したての頃は、
モルタルのアパートだった。

全て、母任せだった私は、
冬場の水抜きなんてした事がなく、

『なあに？この栓』と夫に聞いて、
水抜き栓なるものがある事を知った。

冬場の水抜きは、
面倒だったが、

一度凍らせて破裂寸前になってからは、
マメにした。

だから、
マンションに引っ越して、

『え？！水抜き栓がないの！』
と知った時は、この上なく嬉しかった。

もっとも、
今の水抜き栓はワンタッチだから、

億劫ではない。
ただし、

夜、
会社で最後の社員が水を落とした後、

早朝に来た社員が、
水を開通することを忘れて、

トイレに行くと、
少々困る。

それも、
一人目が水を流し、

そのまま、
仕事についてしまったりすると…

二人目は、
トイレから顔だけ出して、

『ごめん！誰か、水、お願い！』
と、叫ぶ羽目になる。

だって、

『おかしいなあ、どうして会社に来たら、
もよおすんだろう…』

と言う男性社員ばかりなのだ。

え？誰かって？
いやいや、個人情報を漏らしたら、

怒られるので言えないが、
この、ぎゃっ！水が出ない！

は、
かなりの確率で同一人物だ。

さてさて、
いつから『水抜き、忘れないでね！』

を叫ぼうか、
今朝も、結構冷えていた。