日刊せみなりーBLOG
開店前の地下街は…
更新日:2015/11/06
私は、ただいま60歳。
社会人になって、38年目だ。
平日は毎日職場に行き、
たまの休みは疲れてだらだらを、
38年間続けてきたから、
平日の朝の街中を見る機会は、
あまりなかたった。
が、今の仕事になってから、
時々、
平日!朝!デパート付近!
に行くようになった。
本日も、である。
10時前だから、
地下街もいまひとつの賑わいで、
裏の顔も見える。
地下街のトイレ掃除をしている中年の男性は、
『あー休みてえ、
もっとも休んでもすることはないんだよ』
と、
女性トイレの掃除をしている女性に話しかけ、
ちょっと、
うるさそうにされていたり、
カフェの若い店員さんは、
歌うように『レギュラーコーヒーですねえ』
と、明るかったり。
こんな感じも悪くないと、
開店前の丸井デパートの前を通ったら、
おー、地下の入り口に長蛇の列、
妙齢の奥様方に混じって、
結構な数のこれまた妙齢な男性陣も並んでいた。
あら?何の列かしら。
ついつい、好奇心で見に行くと、
デパートの女性店員がプラカードを持っていた。
それには、
『本日の北菓楼 シェフの⚪️⚪️の整理券は、
配布終了です。』
とあった。
なんと、
限定品のお菓子に、
中年男性も並んでゲット!の時代に突入か。
それとも、奥様の御使いかしら、
と、余計な詮索をする。
それにしても、
と思う。
長い共働きの世界で仕事をしてきたが、
自分の見てきた世界は、
本当に狭かったのだなと。
いつもは、
会社の事務室で、
パソコンと電卓を相手に、
あーだのコーダの仕事をしているけれど、
平日の、
開店!前の街中は、
少し静かで、
でも、歩いている人たちは、
少し元気で、
中々これは面白い、
と密かに思う街ウオッチングだ。