日刊せみなりーBLOG

仕事は未知との遭遇?

更新日:2015/11/10

仕事って、不思議だ。

あなたは将来、
どんなお仕事につきたいですか?

と、
小学生は小学生なりに、

中学生は中学生なりに、
そして、

高校生は、
『進路を決めなさい!』

と、
親や先生に言われて、

考えた。
でも、世の中にどんな仕事があるかって、

殆ど、知らないわけだから、
とにかく、

身近にある仕事の近くに行こうと、
大学や専門学校を選ぶ。

で、
よくわからない中で、

仕事に付く人が、
ほとんどなのではないかなあ。

私もそうだった。
でも、人生は、思わぬ道を用意してくれた。

それが、
【補償セミナリー】と言う会社だ。

私の父が作ったこの会社の仕事は、
【補償】。

仕事として、
日本で成立したのは戦後である。

だって、
日本国憲法第29条の基の仕事だから。

え?
そうなの?とほとんどの人が、

はてなマークだけど、

公共の福祉と言う概念の中で、
生まれた仕事なのだ。

みんなが幸せに暮らすために、
交通事故を減らすために、

道路の幅を広げたいので、
すみません、土地を少し分けてください。

このままでは、川が氾濫します。
堤防を作りたいので、

すみません、土地を少し分けてください。

と、
戦後、日本は国土の整備を進めた。

その、『土地を分けてください』の時に、
うちの会社の仕事ができた。

分けて頂く時、
それは、金銭という形で《ありがとう》を表す。

その金銭は、
税金と言う国民みんなの財産だ。

私が子供の頃、
道は砂利道で、歩道なんてなかった。

トイレは、
ぼっとん汲み取り式だ。

水道が引かれる前、
井戸があったのもかすかに覚えている。

高速道路は、
アメリカのテレビドラマの中だけだった。

それが、
色々賛否両論があるけれど、

戦後、70年の間に、
世界に誇れる整備された国になった。

土地を少し分けてくださいませんか?
いいですよ。お使いください。

ありがとうございます。
あなたの思い出もなくなってしまうけれど、

税金というお金で支払うけれど、
本当にありがとうございます。

みんなが幸せになる施設を作ります。

これが、
【公共の福祉】の基にある財産権の補償である。

こんな仕事があるなんて、
私は知らなかった。

父親や叔母が、
こんな仕事をしているなんて、

全く知らずに大きくなった。
小学生も中学生も、

高校生も大学生も、
将来の仕事を選ぶのは未知との遭遇だよ。

世の中は、知らない仕事ばかりだから。

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