日刊せみなりーBLOG

福島…第二弾…

更新日:2015/11/15

朝、
福島に出張中の夫から電話があった。

『今回は、全部終了させて帰れそうだ。』
それはよかった!

【補償】を生業にしている会社は、
全国で、1700社前後、

うちもその一つだが、
その普通の人は知らない【補償】が、

今、福島では、
重要な役割を担っている。

で、全国的に連携をとって、
仕事に当たっているのだが、

何せ、
地元の仕事の合間を縫って、

『すみません、一緒に行けませんか?』
と、他社さんの相棒を探して行くのだから、

『ダメだ、約束した軒数が中途で終わった』
となり、

今回のように、
『前回の残りをしに行く。』

となると、
わ!モゴモゴN社長いないんですか?

猫の手としてあてにしていた社員たちは、
超がっかり〜だ。

もっとも、福島は急いでいる。
こちらの都合ばかりは言えないから、

『追加して調査をする建物は、
仕事を残さない規模にして貰った』そうだ。

夫ことモゴモゴN社長の声は、
ほっとしていた。

これを読んだみなさんは、

小さな会社だから、
社長さんも行くんだね、

と思われるかも知れないが、
実は、うちの10倍の大きさの会社の社長さんも、

一緒に行っている。
それだけ、急いでいるのだ。

行っているのは、
『20㎞圏内』、

そこが終わると、
その次は、『10㎞圏内』になって行く。

毎回、
所有者の方が立ち会われるそうだ。

厳しい現実の中で、
前に進むために【補償】はあるが、

そこで暮らしを営まれてきた方々にとっては、
その【補償】でさえ、

複雑な心境だろう。

この商売、
そこのところがわからないと、

うまく進める事が出来ないが、
うちのモゴモゴN社長は、

口下手ながら、
心はあるので、

被災された方々の心を、
逆撫でするようなことは絶対ない。

でも、その分、
疲れて帰ってくるだろうな。

『来年は、俺も行きますよ。』
手をあげてくれている社員もいる。

そうだね、
私も、猫の手だけど参加するよ。

忘れてはならない福島の補償は、
一歩一歩進んでいる。

記事一覧