日刊せみなりーBLOG

留萌旅…

更新日:2015/11/16

今日は、留萌に一人旅。
札幌駅からバスに乗った。

人間の心は、
自然に左右をされるのだろうか。

朝は、
久しぶりに拝んだ太陽に胸を踊らせ、

よし!と気合が入っていたのに、
バスの窓から、

終わり行く秋を見てるうちにやけに、
メランコリーな気分になってきた。

刈り取られた田んぼの上を、
飛んでいるのはトンビかしらん。

と、心も秋色で、
ため息をもらしつつ留萌に着いた。

今頃の留萌の空は不思議だ。
空は晴れているのに、

太陽は横を向いている感じだ。

行った先は、
留萌市寿町、海を見下ろす高台にある。

日本海は、
ひゅるる〜ひゅる♪の歌のごとく、

なんとも、寂しい色をしていた。
夏の日本海側は、

薄いブルーの海の色で、
素敵だけれど、

秋から冬にかけては、
演歌の世界、うーん、

やっぱり、これは日本酒だね。
と、心はメランコリーから、

ただのおばさんになった。
それにしても、

と思う。
北海道に入植されたみなさんは、

どこに入られた方々も、
凄い努力をされたと思うが、

この道北の、
日本海側や、オホーツク海側に入られた方たちは、

並みの努力ではなかったろうと、
頭が下がる。

うちの会社のシャイなO専務も、
穏やかO常務も留萌管内出身だけれど、

粘り強さは、
この地で育った賜物か。

まだ、時計は2時前なのに、
太陽は、海に向かって横移動。

すっかり、夕日の準備に入った。

仕事が終わり、
バスの待合室に行くと、

隣では、
大工さんたちが、

ジャズを聞きながら、
トンカチを叩いていた。

新しい家を建てているようだった。

日本海に落ちていきそうな太陽と、
冷たい風、

広くて低い空、
なんともメランコリーな風景と、

ジャズが似合って面白い。
もしかして、

ジャズと演歌って、親戚かしら。

そんな事を思って、バスを待つ。
来週は、

今度はホンワカH君と二人旅で、
留萌を訪れる予定だ。

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