日刊せみなりーBLOG

高速道路賛美シリーズ!

更新日:2015/11/19

『モゴモゴN社長、
頼むから、急ブレーキ、急発進をやめてください〜』

昨日の朝、
ハイエースの運転席に、

座ったモゴモゴN社長の運転は、
激しかった。

『すまん、まだ、この車に慣れていないんだ。』

ハイエースは、今の春、
新しくなった。

そう言えば、
今年度に入ってから

モゴモゴN社長の猫の手出動は、
かなり少ない。

モゴモゴN社長は、
『おい、ラジオに変えるにはどうしたらいいんだ?』

と聞きつつも、
社員を少しでも眠らせようと、

道央道を、突き進んでいった。
大きな納期を控え、

残業時間短縮に頑張ってきたうちの会社も、
久しぶりに、

昨日は、帰宅時間が深夜になった。

私は、
これまた珍しく、

助手席に座り、
『滝の上で降りて、そこから西興部に入るのよ。』

と、ニコニコ顏だった。
車は、順調に走り、

『あと、1㎞で滝の上出口だって』
と、モゴモゴN社長に言った。

が、あれ?
モゴモゴN社長!出口!出口!

と思ったが、
モゴモゴN社長は、知らんぷり。

あれ?白滝って、
滝の上の前だった?

ナビは、次の白滝を指示していた。
私の、キャンキャン声に、

モゴモゴN社長は、
ようやく、降り口を間違えた事に、

気が付いたようだ。
『白滝で降りて、国道を戻りましょう。』

今時期の現場は、
日没が早いので、1分でも早く現場に着きたいのだ。

白滝で高速を降りても、
ナビはやっぱり、再び高速に乗ることを進めていたが、

『ひと区間だから、国道でいいんじゃない』
の、私の一言が間違いだった。

白滝から滝の上に抜ける国道は、
どんどん、山に登って行った。

気がつくと、
そこは、雪が凍ってアイスバーンになっていた。

曲がりくねった坂道には、
風が吹き、

その風が、
白いアイスバーンを磨いていた。

車はみんな、
無料の高速道路を走るのだろう。

タイヤの跡もない真っ白なアイスバーンだった。

突然、真冬の走行になった。
まさか、こんな恐ろしい道路とは…

山を登りきったところに、
【北見峠】の看板があった。

『通りで、ナビが高速を進めるわけだわ』
そこに、高速道路を走らせた訳は、

この峠にあったようだ。
『北海道に高速は絶対必要よ!』

私は、思った。
運転をずっとしていたモゴモゴN社長は、

『道を間違えて、
到着時間を遅らせたから、必死だったよ。』

と言った。
モゴモゴN社長は営業で、

何度もこの高速を走っている。
『遠軽まで伸びているのを知っていたのに、

突然、頭が昔に戻り、
滝の上の道は、高速を降りてから左に曲がると、

思い込んだ』そうだ。
この感覚、私にもよくわかった。

『でも、おかげで、
あんなに厳しい峠がある事を知れたし』

国道を走ろう!と提案した私も、
ちょっと肩身が狭かった。

それにしても、と思う。
北海道には、恐ろしい峠がいっぱいだ。

高速道路で通らなくても良くなった峠は、
日勝峠だけではないのだ。

皆様、
滝の上、白滝間は、必ず高速に乗るように!

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