日刊せみなりーBLOG

冬の利尻島は…

更新日:2015/12/06

冬の利尻は、
人恋しくなるのだろうか。

この土日、
モゴモゴN社長は、一人、

利尻島に旅立った。
本当は、先々週に行く予定だったが、

急に降った大雪で、
『飛行場まで来たが、欠航になった!』

で、5日に予定を変えた。
『また、欠航になったらどうしよう』と、

不安な顔で丘珠に行ったが、
無事、飛行機は飛び、

『どうにか、着いた。』
と、土曜日、電話があった。

モゴモゴN社長こと夫は、
マメではない。

仲間がいて、仕事が楽しかったら、
まず、連絡は来ない。

いや、一人でも、
居酒屋で一人飲みでも、

明るく楽しい場所なら、
余り連絡が来ないのだが、

冬の利尻島は、
携帯電話に手が伸びる環境のようだった。

『宿屋の客が少なくて、
大浴場には、湯を入れていないそうだ。』

電話口で夫は言った。
そして、

『明日、どうやって時間を潰そうかな』
と、暗い声で続けた。

利尻に飛行機で行くことにしたのは、
今の時期、

一番確実に行けるのは、
飛行機だと聞いたからだ。

ただし、
丘珠からの便は一便のみ。

仕事は、行った当日に終わるので、
翌日、飛行機が飛ぶ午後3時まで、

する事がないのだ。

『本も読んでしまったから、
島巡りでもするかな。』

夫は言ったけれど、
今の時期の島巡りは、

どうなのだろうか。
と思っていたら、

会社のLINEと、
娘たちのLINEの両方に、

雪のフェリーターミナルの写真とともに、
『雪の利尻は、寂しいです』と、

メッセージが入ってきた。

その写真は、
本当に寒そうな島の風景だった。

私はまだ、
利尻島に行ったことがない。

夏の利尻は、
それはそれは、素敵だそうだが、

冬は、
立派に厳しそうだった。

娘がLINEで、

『お父さん、LINEなんて書かないのに、
よほど寂しいんだね。』

と言った。

そう言えば、
利尻礼文の夫婦は仲が良い、と、

聞いたことがある。
なあるほど…だ。

帰ってきたら、
優しくしようと思ったが、

多分、夫は、
丘珠に降り立った途端、

その気分は忘れ、
大都会札幌!仲間のいる札幌!

で、
元気が戻るだろうと、

思われる。

次は、冬の利尻島に、
夫婦で行くのも、悪くないと思った。

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